PFL激震:Lストーリー完勝で王座圏浮上、ラバダノフも制圧劇

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 サウスダコタ州スーフォールズ(2026年5月2日)— Professional Fighters League(PFL)はスーフォールズに帰還し、Sanford Pentagonに集まった観客は、最初から最後まで圧巻のアクションに酔いしれる一夜となった。

 メインイベントでは、元Bellator暫定ライト級世界王者でランキング3位のローガン・ストーリーが、2024年PFLヨーロッパ・ウェルター級王者でランキング6位のフロリム・ゼンデリと対戦。ストーリーにとって無敗を誇るこの会場での戦いは、今回もその記録が揺らぐことはなかった。ストーリーは初回から圧倒的なレスリングで主導権を握り、ゼンデリを翻弄。ゼンデリはケージを2度掴んだことで、レフェリーのケヴァン・マクドナルドにより合計2ポイントの減点を科される。この場面が勝敗を分ける決定的要因となり、ストーリーはそのまま試合を支配。ジャッジ3者全員が30-25と採点する完勝の判定勝利を収めた。現ウェルター級王者であるラマザン・クラマゴメドフが君臨するこの階級において、この勝利によりストーリーはタイトル挑戦戦線へと大きく前進した。

 コーメインイベントでは、ランキング2位のライト級選手であり2024年PFLライト級世界王者のダゲスタン出身ガジ・ラバダノフが、2025年PFLヨーロッパ・ライト級王者でラトビアのアレックス・チゾフと対戦。ラバダノフは卓越したグラップリングを存分に発揮し、試合開始直後からペースを掌握。繰り返しテイクダウンを奪い、合計7度の成功で試合の流れを完全に支配した。チゾフも打撃で流れを掴もうとする場面はあったが、ラバダノフの絶え間ないプレッシャーとポジショニングによって攻撃を封じられ、終始防戦を強いられた。最終ラウンド終了時には両者の差は明白となり、ラバダノフは説得力のある勝利を収め、PFLライト級トップ戦線の一角としての地位をさらに固めた。

 トップ10ランカー同士の一戦では、ランキング6位のイングランド出身シメオン・パウエルが、ランキング8位のアルゼンチン出身エミリアーノ・ソルディと激突。元PFL王者であり20戦以上のキャリア差を持つソルディを相手に、パウエルは冷静さを失わず、危険な局面を幾度も凌ぎながらチャンスを的確に見極めた。そしてついにその瞬間を捉え、ソルディをキャンバスに沈めてインパクトのある勝利を飾った。

 ヘビー級戦では、ランキング2位のヘナン・フェレイラとランキング6位のセルゲイ・ビロステニーが激突。序盤から打撃戦となり、ビロステニーが第1ラウンド早々にフェレイラからダウンを奪う展開となる。フェレイラは立て直したものの、ビロステニーはグラウンドで主導権を握り続け、試合をコントロール。そして第3ラウンド終盤、右フックを顎にクリーンヒットさせて試合を決定づけ、勝利を収めた。

 メインカードのオープニングでは、ランキング4位のマゴメド・マゴメドフが、長年Bellatorで活躍してきたレアンドロ・ヒーゴと対戦。第1ラウンドと第2ラウンドは互いに見せ場を作る接戦となり、ヒーゴはスタンディングで深いギロチンチョークを極めるなど見せ場を作った。しかし第3ラウンドに入るとマゴメドフが流れを引き寄せ、最終的にジャッジ2者の支持を得て判定勝利を手にした。