ブライアン・ケイジが王座挑戦をぶち上げる!インパクト・レスリング

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 11月15日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 インパクト・レスリング(Impact Wrestling)は、アメリカ合衆国のプロレス団体。運営はアンセム・レスリング・エキシビジョンズ(Anthem Wrestling Exhibitions, LLC)。過去に団体名を幾度か変更しており、古い順にNWA-TNA(National Wrestling Alliance : Total Non Stop Action、2002年 ~ 2004年)、TNA(Total Non Stop Action Wrestling、2004年 ~ 2016年)、GFW(Global Force Wrestling、2017年7月 ~ 2017年9月)を名乗っていた。 多くのインディー団体が収入不足により倒産していく中で、経費の最小化で収入を確保する戦略を取っている。それは興行の開催場所の固定と安定した放映収入、そして選手の契約形態に反映されている。ほとんどの選手は専属契約という形ではないため他団体へ出場する選手も多い。また、ほぼ契約選手のみで興行を行うWWEとは対照的に、日本やメキシコなど海外の他団体との交流も積極的に行っている。
 今放送は、ブライアン・ケイジが保持するXディビジョン王座を賭けて、サミ・キャラハンと激突した。キャラハンは6人タッグマッチでケイジからピンフォール勝ちを奪った事で、自分には王座挑戦権があると主張し、仲間のoVeと共にケイジを襲い続けており、業を煮やしたケイジが遂に王座戦で決着をつけることになったのだった。試合は、当然、キャラハンのセコンドのoVeが介入を繰り返した為、レフェリーが退場を命令。一対一の激突となった。そうなるとケイジがパワーで圧倒するもキャラハンもラフ殺法でやり返すという展開となった。試合終盤はキャラハンがパイルドライバー、、アンクルロックとたたみかけるが、それを耐えたケイジが必殺のドリルクローでフォール勝ち。見事に王座防衛を果たした。しかし、ケイジはその場でXディビジョン王座を返上し、ジョニー・インパクトの保持する団体最高峰王座であるインパクト世界王座への挑戦をぶち上げた。遂にケイジが団体最高峰王座獲りへ動き出したようだ。
 その団体最高峰王座であるインパクト世界王座を保持するジョニー・インパクトがマット・サイダルと対戦した。体格差もありインパクトが圧倒的に有利だが、サイダルのセコンドのイーサン・ペイジが介入するので、インパクトも苛立つという展開となる。しかし、それでもインパクトが最後はスターシップペインを決めてフォール勝ち。ベルトを掲げて勝利をアピールするインパクトだが、そこにキラー・クロスが現れたのだった。クロスはインパクトの王座に挑戦して敗れているものの、今度は手を組もうと要求したのだった。会場からは、ヒールであるがクロスのリマッチへの後押しする声も多かったが、インパクトは信用出来ないと握手を拒否。今後の2人の関係が気になるところだ。

■ Impact Wrestling
日時:2018年11月8日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・ネバダ州ラスベガス

<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○ブライアン・ケイジ(王者)
 ピンフォール
●サミ・キャラハン(挑戦者)

<シングルマッチ>
○スー・ヤン
 ピンフォール
●モンロー

<シングルマッチ>
○ジョニー・インパクト
 ピンフォール
●マット・サイダル

<タッグマッチ>
○LAX
 ピンフォール
●ファラー・バー、KM

<シングルマッチ>
○テッサ・プランチャード
 ピンフォール
●レイチェル