イリエマン&菅野、お騒がせコンビの心霊スポット訪問 毒サソリを食った元K-1ファイター、初代新日本キックヘビー級王者、第3代MAキックヘビー級王者 内田ノボルSpecialインタビュー編
内田ノボルという男が埼玉にいる。元K-1ファイターで現タイヤ神(ゴット)。旧K-1時代には、日本人の貴重なヘビー級戦士として活躍し、あの毒サソリと言われたアレクセイ・イグナショフの膝蹴りを無傷で回避した伝説の男だ。
そして合わせて私、超人イリエマンの大の酒飲み仲間でもある。
そんな内田氏から常々聞いていた事。それは、自身が経営するジムの近くにいわくつきの物件があり、その部屋に入居した人は早い人で2、3日、どんなに鈍感な人物でも1週間と持たなく退去するという部屋の存在だった。
イリエマン、菅野のお騒がせコンビがいわくつき物件の潜入レポ
私たちは内田ノボル氏がジムを経営している持田で降り立った。
持田駅は埼玉県熊谷から秩父線で二駅のところにある。
昼間宇都宮で打ち合わせがあったため、持田駅についたのは19:00を回っていた。お土産は宇都宮で買った餃子と、駅近のスーパーで買った焼酎一升を肩に内田氏のジム翔拳道に向かった。
田舎道ではあったが、都会の喧騒に疲れた筆者に取っては心地よい。
翔拳道の看板をくぐると、一緒に立川コロッセオで苦楽を共にした大柄の男が私たちを迎えてくれた。
「(入江)代表~、暫くおとなしかったんで皆心配してたんですよ!」
内田ノボルもへずまりゅうドタキャンによる大阪PEACEの一件を気にしてくれていたし、事実私自身も何かにつけて元気がなかったのも確かだった。
「ウッチー、久しぶり!」と一応言ってみたが、私の目はテーブルに用意された大量の食材と酒に引き込まれる。
この男とあったなら、とにかくまずは酒。宴の始まりだ。
宴会はタイヤファイトレフリーとしてもお世話になり、内田氏が今年急逝されたトーマス・スタンレーの最後の対戦相手だったことや、関西のキック武道団体、アクセルのトーナメント制覇を初め、IMPACTでプロレスなども行うなど振り幅がある活躍などの話を含めて盛り上がっていった。
ジムから少々離れた例のいわくつき物件にツマミと酒を持って移動しても愉快な話は続いた。この時点で既にビールや焼酎ボトルは何本開けただろうか。
「この部屋、ちょうどその辺で首吊りがあったんですよ。」
氏の話はいきなり本題に入るが、フルの酔いが回った私たちはどこそこ関係なく盛り上がり、やがて眠りについた。
上が、内田氏曰く霊現象が写りこんだ写真らしいが・・
一晩寝て感じたことだが、急に耳がキーンとしたりする。夜中にトイレに行くと、電気が急につかなかったり、突然消えたりもした。他にもしっかり締めた蛇口からは水がポタポタと止まらず落ち続けるなど、とてつもない不気味さは幾度も感じたのであるが、結局確かな心霊現象には朝まで出会うことはなかった。さすがの幽霊も私たちの宴のテンションにはついていけないと悟ったのだろうか?
確かに、顔のようにも見えるが真意はいかに・・・
実際、寝れたのは多分2時間ぐらいだっただろうか?
何故か都会の喧騒が私を呼んでいる気がして目が覚めた。
早朝、イリエマンに叩き起こされ眠そうな内田ノボル氏。
私たちは始発で東京に戻る為、内田氏にお別れの挨拶を告げると駅に向けて歩き出した。熊谷の温度はこの日氷点下。朝の凍てついた空気感が何故か私を異常に奮い立たせるのがはっきりとわかった。この万能感はなんだ。今はなんの恐怖も感じない。
2022年もあと10日と少し。
来年に向けての、新たな戦いは既に始まっていた。
※タイヤ神(ゴッド)とは
タイヤファイトの各階級に存在する賞金首。
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