⼿塚裕之の鮮烈KOも、猿田と内藤の玄人好みの死闘もあった9・10 TSUTAYA O-EAST。 海外への生中継に合わせたのか長い時間調整を挟んだRoad to ONE:3rdは、やはり最後はバカサバイバー、青木真也色に染められた。
最大の原因は、江藤公洋のレスリングエリートの二つ名とは真逆の、グラウンドでの防戦一方のファイトスタイル。
「覚悟を決めろよ」
と散々煽ったメインイベントだったが、江藤公洋は2R早々のカウンター気味の蹴りを除けば良いところ無く、1~3Rまで青木真也の一方的な攻めに終わった。
青木真也は、試合中に
「耐えろ」「帰ってこい」
と指示を出していた江藤公洋セコンドの大沢ケンジに激昂、返す刀でスポンサー賞を持ったアンディ社長にも当たり散らす傍若無人とも言える振る舞い。
そしてマイクを持つと
「とんだ貧乏くじ引かされた」
と、江藤公洋と、所属する和術慧舟會HEARTSへの不満をぶつけ、
「日本の格闘技を盛り上げるって言うなら、俺にさいたまスーパーアリーナで試合をやらせろ!! 」
と叫び、マイクを叩きつけケージを後にした。
あるいはRIZIN参戦を許可しなかったアンディ社長、ONEに対する怒りの表明ともとれるが、予定調和の大団円をぶち壊す、バカサバイバーの面目躍如で、渋谷TSUTAYA O-EASTは青木真也劇場と化した。
アンディ社長、ONEはこの強攻策にどう対応するのか、2020年残り3ヶ月の格闘技界、バカサバイバーの動向から益々目が離せなくなったと言えよう。
太田プロのピン芸人にして格闘技情報サイト『FIGHT PRESS(ファイトプレス)』編集長でもある神宮寺しし丸本誌特派員による詳細は、電子書籍版『週刊ファイト』9月17日号と有料記事『ファイトクラブ』にて公開!!
『神宮寺しし丸チャンネル』
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— 神宮寺 しし丸 (@shishishimaru) September 6, 2020
■ Road to ONE:3rd TOKYO FIGHT NIGHT
⽇時:9⽉10⽇(⽊) 開始19:00
会場:渋⾕・TSUTAYA O-EAST
観衆:未発表
<メインイベント/総合格闘技/ライト級ワンマッチ>
○⻘⽊真也(元ONEライト級世界王者)
判定 3-0
●江藤公洋
青木選手を前になにも出来ずに完封敗けでした。
自分が弱いしリスクもとれなかったメインの試合をするものとして全然ダメだと実感してます。
試合直後はいろいろ考えたりしましたがこのままじゃ終われない。
今回の敗けを必ず糧にして這い上がります。応援していただきありがとうございました。
— kimihiroeto 江藤公洋 (@kimihiroetou) September 10, 2020
<セミメインイベント/総合格闘技/ストロー級>
○猿⽥洋祐(元ONEストロー級世界王者)
判定 3-0
●内藤禎貴(元ONEストロー級世界王者)
<第4試合/総合格闘技/ウェルター級>
○⼿塚裕之
1R 1分14秒 KO
●グンター・カルンダ
<第3試合/総合格闘技/バンタム級>
●今成正和
判定 0-3
○根津優太
<第2試合/ムエタイ/ストロー級>
○朝陽PK.センチャイムエタイジム
判定 3-0
●KING強介
<第1試合/キックボクシング/ストロー級>
○有井渚海
2R 2分22秒 TKO
●⿊⽥直也
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