ケビン・オーエンズが反則勝ちで王座防衛！WWEロードブロック2016

　12月18日（現地時間・放送日）にペンシルベニア州ピッツバーグでWWEのPPV大会『ロードブロック2016』が開催された。ロードブロックは、検問用のバリケードを意味している。
　今大会のメインは現WWEユニバーサル王者であるケビン・オーエンズが、US王者でもあるロマン・レインズの挑戦を受けた王座戦だ。しかし、オーエンズは大会直前に、親友、兄弟と呼んで、全面的にバックアップしてもらっているクリス・ジェリコと仲間割れを起こしており絶体絶命。下馬評でもロリンズ有利という状態だった。しかも、この大会の前半に行われたジェリコとセス・ロリンズの一戦にも、なんとか仲直りして自分の試合を助けてもらおうと現れたオーエンズだったが、逆に、邪魔だから帰れとジェリコに怒鳴られてしまう。結果、これで調子が狂ったジェリコはロリンズのペディグリーを食らってしまい敗れてしまった。

　もうジェリコとの関係修復不可能と思われるオーエンズはメインではレインズと一人で戦うしかない羽目になった。2人は場外にリング内にと激しくやりあう。そんな中、なんと王座戦のリングに現れたのはジェリコだった。ジェリコは品定めをすると、今まで仲間だったオーエンズを攻撃。コードブレーカーでオーエンズをKOしてしまったのだった。しかし、これによりジェリコはレインズの味方をした事になってしまったのでレインズの反則が取られ、オーエンズが反則勝ちで王座防衛となってしまった。
　王座防衛が正式に発表されると、ジェリコはベルトをオーエンズは抱き合ったのだった。仲間割れは乱入する為の作戦だったようだ。これに怒ったレインズは、ザ・シールズの絆が復活したロリンズと共に、ジェリコ、オーエンズを2人がかりで実況席に叩きつける。なんとか溜飲を下げたレインズだったが、オーエンズは辛くも王座を守った結果になった。

　またセミファイナルでは女子王座戦が組まれ、なんと30分アイアンマンマッチで行われた。王者サシャ･バンクスと挑戦者シャーロット・フレアーが激しくやり合うが、試合時間終了直前までバンクスが2-1でリード。しかし試合終了直前にシャーロットがフィギアエイトを極めてバンクスがタップ。2-2の同点になってしまったのだった。結果、延長戦が行われ、ここでもシャーロットがフィギアエイトでタップを奪う。遂にシャーロットが王座に返り咲いた。

　更にタッグ王座戦は、長期王者となっているニュー･デイが、遂に陥落。シェイマス、セザーロが新王者となった。

■　WWE ロードブロック2016
日時：2016年12月18日（現地時間・放送日）
場所：アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグ

＜WWEユニバーサル王座タイトルマッチ＞
○ケビン･オーエンズ（王者）
　反則
●ロマン･レインズ（挑戦者）

＜RAW女子王座30分アイアンマンマッチ＞
○シャーロット･フレアー（挑戦者）
　本戦　2-2⇒延長戦、フィギュアエイト
●サシャ･バンクス（王者）

＜クルーザー級王座タイトル3WAYマッチ＞
○リッチ・スワン（王者）
　ピンフォール
●TJパーキンス（挑戦者）
ザ･ブライアン・ケンドリック（挑戦者）

＜シングルマッチ＞
○セス･ロリンズ
　ピンフォール
●クリス･ジェリコ

＜シングルマッチ10分勝負＞※ゼインが10分持ちこたえればゼイン勝利
○サミ･ゼイン
　10分耐える
●ブラウン･ストローマン

＜RAWタッグ王座タイトルマッチ＞
○シェイマス、セザーロ（挑戦者）
　ピンフォール
●ニュー･デイ（王者）

電子書籍版は週刊ファイト12/29-1/5号欠場RIZIN最強タッグ抗議録プ本DeepパンクラスSEI☆ZA豆腐に収録されました。

電子書籍『週刊ファイト！マット界舞台裏』の楽しみ方

週刊ファイト！マット界舞台裏/単独名義作品/Tシャツなど新商品のご購入は、こちらより
クリックして最新刊/新商品順の販売ページへ移動する