UFC206マックス・ホロウェイ暫定王者!+ジョルジオ・ペトロシアン圧勝『ベラトール168』イタリア

(C)Bellator

 12月10日(現地時間)にイタリア・フィレンツェで『Bellator 168: Sakara vs. Beltran』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。そして、日本でもインターネットテレビ局「AbemaTV」(アベマ・ティーヴィー)と正式契約し、毎大会、生放送も開始され盛り上がっている。
 今大会のイタリアのキック団体「オクタゴン」と提携した事を受けてイタリア進出、キックとの合同興行となっている。メインは、イタリアMMA選手のパイオニアとしてUFCでも活躍したアレッシオ・サカラが、元UFCで現在はベラトール、ライトヘビー級で活躍しているジョーイ・ベルトランと対戦。サカラとしては母国凱旋試合ゆえに負けられない。試合は、地元の大歓声を浴びたサカラが、ベルトランを金網際に追い込みパンチラッシュで滅多打ち。ベルトランはサカラにもたれかかるように前のめりにダウンしてレフェリーがストップ。サカラが母国で完璧なKO勝利となり会場が爆発した。

 またキック部門では、あのK-1MAX絶対王者だったジョルジオ・ペトロシアンが登場。イギリスのジョーダン・ワトソンを迎え撃った。試合はペドロシアンが圧倒、ワトソンをロープ際に追い込みパンチラッシュでスタンディングダウンを奪い、なんとか続行してきたワトソンを更に滅多打ち。レフェリーがストップし、ワトソンはロープに掴みかかってダウン。ペドロシアンがKO勝ちした。

■ Bellator 168: Sakara vs. Beltran
日時:2016年12月10日(現地時間)
場所:イタリア・フィレンツェ

<ライトヘビー級>
○アレッシオ・サカラ(イタリア)
 1R 1分20秒 TKO
●ジョーイ・ベルトラン(米国)

<ライト級>
○ゴイチ・ヤマウチ(日本/ブラジル)
 1R 3分33秒 三角締め
●ヴァレリウ・ミルチェア(モルドバ)

<キャッチウェイト>
○エド・ルース(米国)
 1R 1分33秒 TKO
●エマヌエレ・パロンビ(イタリア)

<ライトヘビー級>
○クレベル・ライムンド・シウバ(ブラジル)
 2R 3分42秒 TKO
●フィリップ・リンズ(ブラジル)

<ミドル級>
○ジョン・ソルター(米国)
 1R 1分40秒 TKO
●クラウディオ・アニキアリコ(イタリア)

<キックルール ライト級>
○ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
 3R KO
●ジョーダン・ワトソン(英国)


UFC 206: Holloway vs. Pettis

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(C)Photo Courtesy of UFC

 12月10日(現地時間)にカナダ・トロントで『UFC 206: Holloway vs. Pettis』が開催された。  
 メインイベントではマックス・ホロウェイ(アメリカ16勝3敗)対アンソニー・ペティス(アメリカ19勝5敗)戦が、フェザー級暫定王者決定戦として行われることになった。コナー・マクレガーの王座返上により、正王者となったジョゼ・アルドとのタイトルマッチ挑戦権を奪い合う、熾烈(しれつ)な戦いとなる。しかし、前日計量でペティスが減量失敗した為、ホロウェイ勝利のみ暫定王者になるという特殊なルールの決定戦となった。試合は激しい展開となるも、最後はホロウェイがバックスピンからミドルキック連発でぺティスをKOして、遂に暫定王者となった。ホロウェイは正王者のジョセ・アルドに、ニューヨークで戦おうと2月大会での王座統一戦を呼び掛けた。
ホロウェイ
「まずジーザスに感謝したい。そして(正王者の)ジョゼ・アルドに挑戦したいと思う。2月にブルックリンで俺と戦え!」
ペティス
「最初に放った右のパンチで頭を殴ってしまって、拳が折れてしまったんだ。マックス・ホロウェイはビーストだ。いい試合をしてベルトをものにしたね。フェザー級への減量はキツすぎるから、またライト級に戻るしかないと思う」
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 セミファイナルでは人気者の“カウボーイ”ドナルド・セラーニがマット・ブラウンに強烈なハイキックをたたき込み完全KO。会場が盛り上がった。
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大会や選手の詳しい情報などは、UFC 公式サイトへ
FOXスポーツ&エンターテインメント UFC ナンバーシリーズ
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DAZN

■ UFC 206: Holloway vs. Pettis
日時:2016年12月10日(現地時間)
場所:カナダ・トロント

<フェザー級暫定王座決定戦>
○マックス・ホロウェイ(米国)
 3R 4分50秒 TKO
●アンソニー・ペティス(米国)

<ウェルター級>
○ドナルド・セラーニ(米国)
 3R 0分34秒 TKO
●マット・ブラウン(米国)

<フェザー級>
○カブ・スワンソン(米国)
 判定 3-0
●チェ・ドゥホ(韓国)
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<ミドル級>
○ケルヴィン・ガステラム(米国)
 3R 2分45秒 TKO
●ティム・ケネディ(米国)

<ウェルター級>
○エミル・ウェベリ・メッキ(ノルウェー)
 判定 3-0
●ジョーダン・ミーン(カナダ)

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