WM直前 白石猪木IGF/TNA/DGUSA 夕陽引退 Pan最後のリング Dブルーザー Bロビンソン75年~マット界舞台裏4月10日号

マット界舞台裏4月10日号WM白石猪木IGF/TNA/DGUSA 夕陽引退 Pancrase横浜 DTブルーザー

 この週末は余りにも凄すぎる。国内では5日がIGF、6日が新日本、そして時差から月曜になるが、いよいよ業界最大の祭典『レッスルマニア 30』の開催だ。また、そのWM週間に便乗して、ニューオリンズではROHやドラゴンゲートUSAがインディー興行を開催。但し、タダシ☆タナカ記者が国内外のネットワークを駆使して取材したのは、凡庸な結果予想ではない。
 この大会ラッシュを踏まえて、日米プロレスのNew World Order(新世界秩序・指令)がここに暴かれる! 日本のファンが特に興味を持つのは、アントニオ猪木と白石伸生オーナーの急接近だろう。すでにケンドー・カシンが全日本プロレスに参戦した事で、交流が始まった事は公表されているが、さらなる深淵と内情に迫る!
 もちろん、今回の『レッスルマニア』のもたらすインパクトについても分析されている。

坂口一族の栄光! 石渡伸太郎が堀口恭司にKOされたが、ISAOは弘中邦佳を埋葬
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ドクトル・ルチャこと清水勉氏がミル・マスカラスとビル・ロビンソンの思い出を語る~3・29スネークピット・ジャパン追悼イベント

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3・31夕陽引退興行『YUHI FINAL 卒業 0SUNRISE 0』を元全女インサイダーがドキュメントした。

 今週号は、現場レポートがどこまでも深い。A-rexの夕陽引退は読み応え十分。これだけ詳細な観戦記ならマニアは永久保存であろう。

 「世界標準」を掲げるパンクラスは、この横浜文化体育館大会が遂に最後のリングとなる。これからは肘打ちアリ、サッカーボールキック禁止のルール改正と合わせて金網DECAGONに移行する為、長年、慣れ親しんだリングからの卒業では何が起こったのか? UWF系マニアック評の第一人者タダシ☆タナカ記者が見た最後の真実とは?

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週刊ファイトでもディック・ザ・ブルーザーの恐ろしさを報じていたが、その内部にいた井上譲二記者から、驚愕のブルーザー像が今、語られた。

 好評連載『スーパー外国人列伝』は、生傷男ディック・ザ・ブルーザーの登場だ。喧嘩で7つの学校を退学になり、「人を殴って金が稼げるのは最高だ」とプロレス界入りしたというブルーザー。現実に大金持ちの生まれらしく、そういう意味でも金の為だけではなく、人を殴りたいという理由でプロレス入りしたと思うと恐れ入る。日本でも電話帳を引きちぎり、記者会見が凍りついたのはあまりにも有名だ。
 常に葉巻をくわえ、ビールをラッパ飲みする、いかつい風貌は、まさにカジノ用心棒であり、実際にカジノも経営していて、それで多くの選手とも揉めた話も有名だ。
 また、実際に喧嘩早く、観客と喧嘩してMSGから永久追放になるなど、アングルだけでなく、実際にも相当だった様だ。

 UFCが出現し、グレイシー登場で日本ではプロレス存亡の危機になった時、一部の熱心なプロレスファンは、このブルーザーと盟友クラッシャー・リソワスキーが全盛期ならUFCでも勝ってプロレスが真剣勝負で強いと証明出来たのにと嘆いた程、その存在感は現在でも通用する。井上譲二記者にして、この50年、ブルーザーを凌ぐ凄みのあるレスラーは現れていないと語っているだけに、説得力もある。

 そんなブルーザーが日本でジャイアント馬場とインターナショナル王座を争った逸話にスポットを当てて、その怪物性を紐解いた。あの力道山が恐れてブルーザーを来日させなかった理由から、日本での試合では、レフリーを変更する異常事態となった。そして、肝心の試合内容は…。まさしく昭和プロレス研究のバイブルと言える記事だ。

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