【写真追加】ダンヘン引退発表～マイケル・ビスピンが王座防衛！『UFC 204』

(C)Photo Courtesy of UFC

　10月8日（現地時間）にイギリス・マンチェスターで『UFC 204: Bisping vs. Henderson 2』が開催された。
　今回のUFC 204のメインイベントではミドル級タイトルマッチとして王者マイケル・ビスピン（イギリス30勝7敗）が、同級ランキング13位のダン・ヘンダーソン（アメリカ32勝14敗）を迎え、初めての防衛戦に挑む。ビスピンとヘンダーソンの対決は7年前にも実現しており、当時はヘンダーソンがビスピンをKOで下した。ビスピンにとっては7年越しのリベンジを果たすという意味もあり、大きな注目を集めている。また、ヘンダーソンは今回の試合をもって引退することを表明しており、「ベルトを手にして引退できるというのも、またとないチャンスだろう。こんなチャンスを逃すわけにはいかない。自分の引退戦で、マンチェスターでビスピンをまた失神させてやるのも楽しいじゃないか」と語るように、47歳になるヘンダーソンの最後の勇姿を観ることができる貴重な試合になる。試合はなんと、1R、2Rにダン・ヘンがビスピンからダウンを奪う猛攻を見せた。しかし、やはりベテランなのでスタミナが切れてきてビスピンが有利な展開となる。結果、判定までもつれこみ、ビスピンが判定勝ち。そしてダン・ヘンダーソンは引退を発表した。

　さらに、セミファイナルでは同じくミドル級ランキング5位のヴィトー・ベウフォート（ブラジル 25勝12 敗）と同級ランキング9位のゲガール・ムサシ（オランダ39勝6敗2分）が、そしてメインカードにはライトヘビー級ランキング5位のオヴィンス・サン・プルー（アメリカ19勝8敗）と同級ランキング8 位のジミ・マヌワ（イギリス15勝2敗）といった上位ランカー同士の戦いが組まれており、激しい試合が予想される。試合は、プレッシャーをかけるムサシに、ベウフォートは得意の速すぎる左であわやという場面を作るものの、年齢的に試合が進むにつれスタミナを消耗。最後はムサシの右ハイキックからパンチラッシュ、テイクダウンしてマウントを奪い、マウントパンチでムサシがTKO勝ちとなった。マヌワはサン・プルーを金網際に追い込み凄いパンチラッシュでダウンを奪いKO勝ちとなった。

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■　UFC 204: Bisping vs. Henderson 2
日時：2016年10月8日（現地時間）
場所：イギリス・マンチェスター

＜ミドル級王座タイトルマッチ／5分5R＞
○マイケル・ビスピン（王者／英国）
　判定 3-0
●ダン・ヘンダーソン（挑戦者／米国）