大仁田厚が年内で引退のW★ING金村にFMW9・26後楽園での“壮行デスマッチ”を呼び掛け

 FMW大将・大仁田厚が、年内で引退するW★ING金村に対し、超戦闘プロレスFMW9・26後楽園での“壮行デスマッチ”を呼び掛けた。
 金村は1990年12月、パイオニア戦志でデビューした後、91年8月に旗揚げしたW★INGに参加。同団体はミスター・ポーゴ、松永光弘ら主力選手の相次ぐ離脱で,幾度も苦境に立たされたが、誰よりもW★INGを愛する男である金村は、94年3月の団体終焉まで、同団体を離れることはなかった。
 その後、金村はいったんIWAジャパンに参戦したものの、ターゲットをFMWに定め、ポーゴ、松永らとW★ING同盟を結成して、大仁田率いるFMW正規軍と,血で血を洗うような抗争を繰り広げた。
 97年9・28川崎球場で、大仁田と金村は電流爆破デスマッチで一騎打ちを行い、敗れた金村は、“W★ING解散”に追い込まれた遺恨もある。
 その後、金村は大仁田が去った後も、FMWマットで闘い続け、2002年2月の団体消滅まで、FMWの一員としてファイトした。
 大仁田は「金村は確かにW★INGへの強いこだわりがあるだろう。だけど、W★INGとしてFMWで闘ってきたプライドもあるだろう。そんなアイツも年内で引退する。だったら、FMWのリングで、壮行試合として、9・26後楽園のメーンイベントで、アイツとのデスマッチの舞台を用意する。金村よ、これが邪道流の送り方じゃ! パートナーにはオマエの好きなヤツを連れてこい!」と呼び掛けた。
 両者は超花火&アパッチ合同興行9・4浜松での6人タッグマッチ(大仁田&保坂秀樹&HASEGSWAvs金村&雷神矢口&橋本友彦)で、“最後の電流爆破デスマッチ”を行うが、FMWマットで“最後のデスマッチ”を闘うことになりそうだ。
 なお、大仁田は浜松大会終了後、大阪に新幹線で移動し、CMA「KAISER3」・阿倍野区民センター大会に参戦し、元パンクラスで総合格闘家のミノワマンと異次元対決を行う。

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