小笠原瑛作「村越とはスピードが違う!」7・30ディファ有明『RISE 112』

『三日月蹴りが刺さるかな?って感じです。スピードがまず違う』 
 那須川天心戦が実現なるか!? RISE初登場の小笠原瑛作インタビュー!

 来る7月30日(土)ディファ有明で開催される『RISE112』にて行われるバンタム級次期挑戦者決定戦にて村越優汰と対戦する小笠原瑛作の事前インタビューが届いた。

村越優汰インタビューと対戦カードはこちらから
村越優汰「小笠原をKOで倒す!年下には負けられない」7・30ディファ有明「RISE 112」

☆小笠原プロフィール
ジュニア時代から数多くの試合を経験し、KAMINARIMONではジュニアタイトルの獲得経験を持つ。
高校生になりプロデビューすると連戦連勝。9戦無敗のままREBELS-MUAYTHAIのタイトルを戴冠。
最近は藤原あらしや大野貴志、優希といった実力選手を次々とKOしている。
6月1日の挑戦者決定トーナメント準決勝ではシュートボクシング王者である内藤大樹からダウンを奪い判定勝利。
ファンから期待されている那須川天心との対戦にリーチをかけた。

小笠原瑛作/Eisaku Ogasawarai
クロスポイント吉祥寺所属、
95/9/11(20歳)、東京都出身
サウスポー、23戦21勝(9KO)2敗、RISEバンタム級2位
第2代REBELS52.5kg級王者、初代MuayThaiOpenスーパーフライ級王者
初代REBELS-MUAYTHAIフライ級王者
Twitter=@eisakulaion
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–試合まであと少しですがコンディションはいかがですか?
「良い感じに今回もまわせてきてるし、しっかり倒せる練習が出来てるかなと。」
 
–前回は6月1日に内藤大樹選手との試合でした。あの試合を振り返っていかがでしたか?
「出来としたら結構自分の中では低いですね。まだ理想とする試合は高いものがあったんで。
その中でやっぱ55㎏っていう階級は1階級上げて初めての試合って所だったんで自分の身体の体重とかもそうですけど、そういうのが出来てなかった。
55㎏を経験してみてその55㎏っていうのはどういうものなのかっていうのを自分でもわかったんで。今回はそこを上手く調整できるかなって。」
 
–あの試合では1ラウンド目にバックブローでダウンを取りましたね。あそこでいけると思いましたか?
「それもあったんですけど、やっぱり内藤選手はカウンターも上手いっていうのはずっとチームと考えてもいたんで、自分のお兄ちゃんが1回倒した後に倒されてるっていう所で、ここで行って1発をもらうっていうよりも勝ち上がる事、必ずここは取らなきゃいけないと思ってたんで。
その中で勝ちにこだわったっていう所はありますね。」
 
–確かに内藤選手はいつも挽回が怖いですよね。
「そうなんですよ!やっぱ倒されてからも目は死んで無かったし。
シュートボクシングの選手っていつも思うんですけど、倒されてからしっかり寝てカウント10ぐらいでしっかり立ち上がって、で、挽回するっていう。
何なのかちょっとわかんないんですけど、ダウンされてからの強みみたいなのが内藤選手にも絶対あるなって思ってたんで。
あそこで倒されても力は残ってたし、そこで勝ちにこだわったっていうのは、それでそういう内容になってしまったのは反省なんですけど。良い経験になったかなって。」
 
–初めて55㎏に上げて何か上手くいかなかった事はありますか?
「自分より身長の高い選手。内藤選手は身長高かったんでそう言った面では身長の高さとかリーチの長さっていうのは感じましたね。
ただ体重差っていうのは、パンチの重さであったりとか蹴りの強さであったりとかそういうのはそこまで感じなかったかなって。
内藤選手の前の試合が55kg契約じゃなかったけど大野(貴志)選手と戦って。
大野選手は55㎏でBigbangのチャンピオンになってるんで、そういう所で大野選手のパワーとか経験していたんで、そこまで55㎏に上げたからといってパワーとかっていうものは感じなかったですね。
ただ内藤選手は手足が長かったんで初めてやってリーチの差っていうのは少し戸惑った部分はありましたね。」
 
–階級を上げたからといってパワーのキツさは無い?
「そうですね。そこは感じてないですね。」
 
–スピードは自分の方が勝っていると思いますか?
「そうですね、スピードは下の階級でもそうですけど、自分の速さっていうのは自信持ってるんで、自分より速い選手はそんなに居ないんじゃないかな。
内藤選手もそのスピードで戸惑っていた部分もあるし、さらに55㎏に階級上げて自分のスピードを活かせたらなって。」
 
–そして今回は村越選手と戦います。彼にはどういった印象をお持ちですか?
「まぁ三日月蹴りの印象ですかね。三日月を効かせて、パンチも少し上手いのかなって印象ですけど。そこまで大きな印象は無いですね。」
 
–村越選手とご自分を比較して勝っている部分は何ですか?
「スピードはやっぱ違うなって思いますね。自分の方が速いと思いますし、あとは倒す力っていうのも自分のがあるんじゃないかなっていう風に思ってますね。」
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–階級を上げる前に意識して55㎏の選手を見たりしていましたか?
「んー、下の階級の時は正直あんまり意識してなかったですね。
ここ半年、55㎏に上げるぞって言い始めた位からちょくちょく見始めた感じです。
でも、そこまで55㎏の選手に対して意識はしてなかったので、村越選手の試合も有松選手とやった時にしっかり見た感じではありましたね。」
 
–ところで55㎏に上げようと思ったきっかけは何ですか?
「今まで53.5㎏とか下の階級でやっててどうしても相手がいなくなってきてしまって、そこでタイ人とか外国人の選手との試合も考えたんですけど、でもやっぱり日本人の強い選手とやった方が見てるファンの方たちからしたら盛り上がりがあるかなと。自分の1階級上の人とかを見た時に日本人の層が厚いし、強い選手が揃ってると。
そこで自分が混ざって試合組んでいけたらファンの方の見たいカードがあるだろうと。そこで階級上げることを意識し始めました。」
 
–今は体重を増やす作業をしてる?
「そうですね。結構トレーナーとかから体重増やす為にご飯いっぱい食べろとか言われてるんですけど、まぁでも増やしきれてない部分はあったりして。
でもそこまで体重が上の階級じゃないから良いかなと。飯食って普通に練習して、お腹いっぱい食べてその中で徐々に体が出来てくればいいかな。」
 
–持ち前のスピードを落とさないように徐々に体重を上げたい?
「そうですね、そういうのもあるんで、特にウェイトトレーニングとかで筋肉をいっぱいつけて体重を増やそうとかそういうのは考えてはいないです。」
 
–階級転向したのは藤原あらし選手に勝った事が大きいですか?
「そこは結構大きかったかもしれないですね!軽量級だとそこまで日本人として名前の挙がってる選手が居なかったのもあって。
あらし選手は軽量級のトップを牽引してきた選手で、その選手に勝てた事は自分の中で自信になりましたね。
あらし選手に勝って、日本人の軽量級だと相手がいないかなっていうのもあって階級上げようかなと思った所もありますね。」
 
–先に村越選手にインタビューをしてまして、彼は小笠原選手に対して『最初の勢いだけであとは怖くない』とおっしゃってました。最後は三日月で“刺す”と予告されてました。
「なるほど。三日月蹴りが刺さるかな?って感じですね。逆に。刺さないんじゃないの?って。
スピードがまず違うなって自分の中で思ってるんで、村越選手、三日月得意でしょうけど、その当たる距離に入れないんじゃないかなって僕は思ってますね。」
 
–試合展開はどうなると思いますか?
「毎回、最初に倒しちゃう印象があるんで、今回は最初から倒しに行こうとかじゃなくて、しっかりタイミング取って。距離とか。
最初に倒しに行こうとし過ぎるとあんまり良くないし、タイ人のトレーナーともそういう戦い方じゃない新しい自分を見せられるような戦い方を考えてるんで。
また今回の試合で新しい自分を見せられると思います。」
 
–ただ勢いで勝ってるだけじゃない?
「元々は首相撲とか得意だったし、テクニックでずっと勝ってた部分もあって。
ここ何試合かでパワーもついたりして1ラウンドで倒した方が楽なんじゃないかなとか思って、行くようなスタイルになったんですけど。
後半までしっかりとジワジワとダメージを与えて倒すって戦い方を自分は出来ると思ってるんで。そういう内容で倒せたらいいなと思ってます。」
 
–最近、倒す時の感触はかなり良いですか?
「そうですね、結構、パンチに自信がついたってのがあるかもしんないですね。
タイ人のトレーナーが変わったのが自分の中で大きかったのがあって、いま教えてもらってる先生が倒すスタイルだったりとか、テクニックも教えてくれるけど、どちらかというとしっかり倒してっていう先生なんで。
その先生に代わってから自分のファイトスタイルが変わったかなっていうのと、パンチで言ったら高橋直人さんに、今ボクシング教えてもらってるんですけど、トレーナー陣が変わったのが大きかったですね。
自分の中で先生に順応するっていうか、昔だったら首相撲の得意なタイ人トレーナーに教えてもらってる時は首相撲ばっかの試合展開とか。
逆にテクニックが凄いトレーナーに教えてもらってた時は自分も凄いテクニック重視の試合になってたりとか。
結構、自分は先生によってその色に染められてく感じがあるんで、一つ一つそうやって武器を色んな先生から教えてもらって、今は倒すスタイルだけども過去の色んなテクニックのスタイルだったりとか首相撲だったりとかそういうのも出来るんだよって。
最初に首相撲教えてもらって、次にテクニック教えてもらって、最後に倒すスタイルを教えてもらってっていう。」
 
–スタイルが完成しているんですね。ここで勝てばその先に見据えるのは那須川天心選手です。
「天心も本当に天才ですよね。彼は天才で、僕は昔から天才とか言われてきたけど、決して天才では無いと思ってるんで。
ただ天才がいつも勝つとは限らないし。ただ、まずは村越選手にしか頭に無いんで。
今回バッチリ勝って、勝った時にしっかり天心の事とかも発言していけたら良いなと思ってます。」
 
–小笠原選手のジュニア時代に那須川選手を見た事はありますか?
「なんか会場で天心がやってる時に俺が少し上の階級でやってたりとか、判定のつかないエキシビションマッチで天心とやったりとかしてたんですけど。
試合はエキシビションで手を交えたぐらいですかね。」
 
–小笠原選手が幼い頃からKAMINARIMONで見てますが、当時は負けても負けてもずっと試合してましたね。
「そうなんですよ!結構、ファンの方々からしたらジュニアの頃からずっと強くて成り上がりでチャンピオンになってっていう印象が強いと思うんですけど、全然そうじゃなくて最初は10戦10敗ですよ。
1番最初、KAMINARIMON出させてもらった時もヒザでKO負けしてみたいな(笑)。そういう所が始まりなんで、そこが天心と違うかなって!」
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■2009年11月22日『RISE60』JCBホール大会KAMINARIMON 45kg級ジュニア王者決定戦 

–諦めずにずっと続けてきましたよね。
「はい、そうですね。自分では決して天才だと思ってないし、常に試合する時も自分の方が天才だなんて思ってないですから、しっかり練習してるし。」
 
–KAMINARIMONではお馴染みでしたが、ついにRISE初登場ですね!前回、REBELSの大会内でしたがRISEルールで試合してみていかがでしたか?
「そうですね!今回、RISE初登場なんですけど!特にルールに差は感じなかったというかREBELSルールでずっとやってたんで、そこと違うのは組んでから1アクションだけっていうだけなので。そこは自分の中で戸惑いは無かったですね。」
 
–初登場でRISEファンにどんな試合を見せたいですか?
「REBELSでは何回か良い試合というか、お客さんに見せられる試合してるんで、RISEでもしっかりインパクトある倒し方で、『あ、REBELSにこんな小笠原ってやつがいたんだ!』って知ってもらえたらいいなって思ってます。」
 
–先ほど、当日は小笠原選手の後に試合が控えている同門の不可思選手からも太鼓判を押してましたね。
「不可思さんにしっかりと会場の熱を持っていけるように、俺の試合で盛り上げて、メインで不可思さんがバッチリ決めてくれると思うんで、クロスポイントでバッチリ盛り上げたいと思います。」
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■RISE 112(ライズ ハンドレッドトゥエルブ)
日 時:2016年7月30日(土) 開場12時30分/1st Stage開始13時00分/2nd Stage開始16時30分予定
会 場:ディファ有明(東京都江東区有明1-3-25)
主 催:RISEクリエーション株式会社
認 定:RISEコミッション
協 賛:スリーエー・ライフ株式会社、フィットネスショップ
衣 装:73R
放 送:スカイA
料 金:・SRS 12,000円・R S 8,000円・S席 6,000円・A席 4,500円
  ・小中学生スタンディング 1,500円(当日販売のみ)
  ※当日券は各500円アップ/未就学児は保護者膝上に限り無料
  ※当大会は2部制となります。それぞれの開始時間にご注意ください。
販 売:
チケットぴあ TEL:0570-02-9999 (Pコード832-926)
  (ぴあカウンター、サークルK、サンクス、セブンイレブン各店)
e+(イープラス)(携帯&パソコン同じアドレス)
  (ファミリーマート各店)
・後楽園ホール 03-5800-9999
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