王座決定戦に臨むTOMONORIら3選手が意気込み語る!7・23ディファ有明『WBCムエタイ祭り』

『NJKF 2016 5th ~WBCムエタイ祭り~』(7月23日、東京・ディファ有明)でシャリー・シティバ(ベラルーシ)とのWBCムエタイ・インターナショナル・フライ級王座決定戦に臨むTOMONORI(OGUNI)。過去2回チャンスを得るも獲得に至らなかった3度目のインターナショナル王座戦に、「今のモチベーションはこれしかない」と強い意気込みを見せる。
 その対戦相手となるシティバ、またテヨン(キング)と同スーパーライト級王座を争うマシアス・7・ムエタイ(イタリア)のコメントも到着した。
7・23ディファ有明「NJKF 2016 5th」のメインに出場するテヨンのインタビュー!
「WBCムエタイ祭り」全カード決定!7・23ディファ有明「NJKF 2016 5th」

TOMONORI インタビュー

――試合まで2週間となり仕上がり具合はいかがでしょうか。

TOMONORI いつも大体どこか怪我をしているんですけど(笑)、今回は怪我もなく順調に来ていて調子はいいです。東京にも出稽古で何回か行って、あと今はこちらでタイ人のいるジムが2つあるので、そこへ行って練習しています。僕はずっとタイで練習してきたから、タイ人のトレーナーはリズムが合うんですよね。僕より知識もあるし、「こういう風にした方がいいよ」ってドバイスももらえるので、すごく勉強になります。彼らにしたら冬場は寒いし大変だと思うんですけど(笑)。

――試合は昨年6月にISKA世界フライ級タイトルマッチでポール・ダ・シルバ(イギリス)に敗れて以来、1年1ヵ月ぶりとなります。

TOMONORI これだけ試合があいたのは今までないです(笑)。試合間隔があいた1番の理由は肩の怪我で、手術をしまして、でも今は以前と変わらないぐらい筋力も戻ったので大丈夫です。違和感もありません。

――世界王座獲得ならなかった敗戦からすでに気持ちは切り替わっている?

TOMONORI 僕は今どこの団体に出たいとか、誰とやりたいとかはもうないんです。でもWBCのこのベルトだけはどうしても欲しくて、本当に心底カッコいいなと思って、このベルトが欲しいから選手を続けてきたような感じなんです。

――そういった中で対戦相手となるシャリー・シティバ選手の印象をお願いします。

TOMONORI 何試合か映像を見たんですけど、上手いタイプではなく、フィジカルでガツガツ来るタイプです。たぶんフィジカルはすごく強いと思います(笑)。でも、ガツガツ来てくれると逆にカウンターは狙いやすいかなと思うので、今回は足を止めて打ち合う展開もあるかもしれないですけど、そういう展開より相手が動いたらカウンター、相手が来たらカウンターっていう感じでやろうか、どんな攻撃に対してもカウンターを合わせられるようにしたいなと思っています。

――そういったガツガツ来る相手というのはTOMONORI選手にとってやりやすいものですか?

TOMONORI あまり気にはしていないですけど、1発変なのをもらわないようにしないとなっていうのはあります。ただ、もし今回結果がよくなかったりした場合は、選手としてこれでおしまいでいいかなと思っているぐらいの気持ちです。30代の半ばを過ぎてから腕を折って肩も怪我して、普通だったらもう引退じゃないですか(笑)。でも、やっぱりこのWBCのベルトが欲しかったし、今のモチベーションはこれしかないです。

――改めて最後に今回の意気込みをお願いします。

TOMONORI WBCの海外のベルトで、今回は本当に欲しいので、意識があるうちは何度倒されても獲りに行きたいと思います。

シャリー・シティバ コメント
「TOMONORIのことはほとんど知りませんが、彼はWBCムエタイの日本王者で、弱いファイターはWBCムエタイのベルトを獲ることはできません。日本のファイターは強いですし、その中の王者であるTOMONORIもきっとよいファイターなのでしょう。
 私は拳と足にヒジとヒザ――ムエタイで許された全ての技を使うオールラウンダーです。1Rからパンチと蹴り、クリンチ(首相撲)を仕掛けて相手の弱点を探り当て、そこを見つけたら弱点への攻撃を強化していきます。
 日本のことはネットや本でいつも見ていましたが、行くのは今回が初めてでとても光栄です。すごく行きたい国の1つだったので、実はすでに少しですが日本語も勉強しています。日本のファンのみなさまに美しい戦いをお見せできるよう頑張ります」
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マシアス・7・ムエタイ コメント
「テヨンの試合はいくつか見ましたが、非常にフィジカルの強い選手だと思います。今回争うWBCムエタイインターナショナル王座は、我々双方にとって世界に繋がるよいベルトで、モチベーションは高いです。試合の戦略は教えられませんが、私はとにかく前に出て戦い続けるタイプで、今回勝つのは私です。実は数年前に2ヵ月ほど日本に住んでいたことがあるので、また試合で日本へ戻ってくることができて嬉しく思っています。ムエタイは日本でポピュラーなスポーツですし、日本のファンは最高です。みなさんが喜ぶようなファイトをお見せします」
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