AオーフレイムTKO勝ち!堀口恭司と佐々木憂流迦も勝利『UFCファイトナイト87』

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(C)Photo Courtesy of UFC

 5月8日(現地時間)にオランダ・ロッテルダムで『UFC Fight Night 87: Overeem vs. Arlovski』が開催された。
 UFC史上初となるオランダでの開催がロッテルダムで実現。メインイベントに登場するのは日本でもK-1やPRIDE、DREAMで活躍した地元オランダのアリスター・オーフレイムと、第11代UFCヘビー級チャンピオンに君臨したアンドレイ・アルロフスキー。
 地元オランダ出身のオーフレイムは少年時代に様々なスポーツを経験した後に15歳から格闘技を始め、1999年からプロデビュー。日本でも圧倒的な身体能力を武器にK-1、PRIDE、DREAMなどに参戦し、K-1 WORLD GP 2010優勝など大活躍をおさめた。2011年からはUFCに活躍の場を移し、初戦でいきなり第14代UFCヘビー級王者であるブロック・レスナーと対戦し勝利をおさめた。この試合でレスナーを引退に追い込んだことは有名なエピソードとして残っている。直近でも第16代UFCヘビー級王者のジュニオール・ドス・サントスから勝利をあげて3連勝中、ランキングも3位まで上げ、悲願のベルト挑戦を目論む。
 一方のアルロフスキーは第11代UFCヘビー級王者にも輝いた実績の持ち主。ロシアの護身術であるサンボとキックボクシングをバックボーンに打撃、関節技共にレベルの高い攻撃を駆使して戦うオールラウンダー。オーフレイム同様に1999年にプロデビューを果たし2000年にはUFCと契約し、2005年にはUFCヘビー級王者に輝く。その後一時UFCを離れるが2014年に復帰し、その後4連勝を飾ったが前回の対戦で敗戦を喫し、再起をかけてアウェイの戦いに挑む。
 初の地元オランダでの開催で勝利し、オーフレイムが念願のベルトに手をかけることが出来るか?
それともアルロフスキーが元王者のプライドをかけてアウェイの闘いを制することが出来るのか?
ヘビー級ならではのド迫力の肉弾戦は必見。試合は地元のオーフレイムが、前蹴りから左フックでアルロフスキーからダウンを奪ってパウンドでTKO勝利。見事に母国で凱旋勝利を飾った。
 またセミファイナルではステファン・ストルーフとアントニオ・シウバというヘビー級対決となり、ストルーフが強烈な膝蹴りでダウンを奪いエルボー連打でTKO勝利。迫力満点の勝利となった。
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 前座では日本の堀口恭司と佐々木憂流迦も参戦し、2人とも見事に勝利した。

■ UFC Fight Night 87: Overeem vs. Arlovski
日時:2016年5月8日(現地時間)
場所:オランダ・ロッテルダム

<ヘビー級/5分5R>
○アリスター・オーフレイム(オランダ/英国)
 2R 1分12秒 TKO
●アンドレイ・アルロフスキー(ベラルーシ)

<ヘビー級/5分3R>
○ステファン・ストルーフ(オランダ)
 1R 0分15秒 TKO
●アントニオ・シウバ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
○グンナー・ネルソン(アイスランド)
 2R 3分15秒 リアネイキドチョーク
●アルバート・トメノフ(ロシア)

<女子バンタム級/5分3R>
○ジャーメイン・デ・ランダミー(オランダ)
 1R 3分46秒 TKO
●アンナ・エルモス(デンマーク)

<ライトヘビー級/5分3R>
○ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
 2R 3分11秒 リアネイキドチョーク
●フランシマール・バローゾ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
○カロリーナ・コバルケビッチ(ポーランド)
 判定 3-0
●ヘザー・クラーク(米国)

Prelims
<ライト級/5分3R>
○ルスタム・ハビロフ(ロシア)
 判定 3-0
●クリス・ウェード(米国)

<ミドル級/5分3R>
○マグナス・セデンブラッド(スウェーデン)
 2R 0分47秒 TKO
●ギャレス・マクレラン(南アフリカ)

<ライト級/5分3R>
○ジョシュ・エメット(米国)
 判定 2-1
●ジョン・タック(米国/グアム)

<ライト級/5分3R>
○レザ・マダディ(イラン)
 3R 1分56秒 TKO
●ヤン・カブラル(ブラジル)

Early Prelims
<フライ級/5分3R>
○堀口 恭司(日本)
 判定 3-0
●ニール・シーリー(アイルランド)

<ウェルター級/5分3R>
○レオン・エドワーズ(英国/ジャマイカ)
 判定 3-0
●ドミニク・ウォーターズ(米国)

<フライ級/5分3R>
○佐々木 憂流迦(日本)
 2R 3分30秒 リアネイキドチョーク
●ウィリー・ゲイツ(米国)

電子書籍版は金曜6日発売『週刊ファイト5月19日号』に収録されました。
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▼5・7 UFCオランダ大会、堀口恭司とともに……
 夜叉坊を破った佐々木憂流迦も出場決定!
 Text by 稲垣 收
・堀口リーボックとコンバット トレーニング アンバサダー契約締結
・憂流迦の相手は”南カリフォルニアの秒殺男”
・メインはアリスターvsアルロフスキーの”元同門”ヘビー級剛腕対決
・FOXスポーツ&エンターテインメントでも放送
 5月7日にオランダのロッテルダムで開催される『UFC Fight Night』ロッテルダムに堀口恭司が参戦することはすでに報じた。この大会に、堀口に続き、佐々木憂流迦の参戦も決定した。憂流迦は、Road to UFC Japanに出場しUFCと契約をゲットした石原夜叉坊を破った男である。憂流迦の今回の相手、ウィリー・ゲイツとは?また、メインのオーフレイムvsアルロフスキーのヘビー級KOパンチャー対決も見逃せない!