ウルティモ・ドラゴン ドラゴマニア開催発表会見!

 闘龍門メキシコのウルティモ・ドラゴンが4月28日(木)、東京・水道橋の闘道館にて記者会見を開き、5月28日(土)(現地時間)、メキシコ、メキシコシティー、「アレナ・メヒコ」における「DRAGOMANIA Ⅺ」の開催と一部対戦カードを発表した。

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■「DRAGOMANIA Ⅺ」(ドラゴマニア11)
日時:2016年5月28日(土)試合開始18時半(開場17時)
会場:アレナ・メヒコ(メキシコ、メキシコシティー)

【決定対戦カード(他カードは後日発表)】
<メインイベント 6人タッグマッチ>
ウルティモ・ドラゴン、オクタゴン、カリスティコ
vs.
ウルティモ・ゲレーロ、フエルサ・ゲレーラ、タイガー・アリ

<シングルマッチ>
秋山準
vs.
中島洋平

他7試合予定。

【参戦予定選手】
ウルティモ・ドラゴン、オクタゴン、カリスティコ(初代ミスティコ、シン・カラ=元WWE)、ウルティモ・ゲレーロ、フエルサ・ゲレーラ、タイガー・アリ、マルコ・コルレオーネ、レイ・ブカネロ、秋山準(全日本プロレス)、中島洋平(全日本プロレス)、下田美馬、スペル・シウダダーノ、ほか。

(ウルティモ・ドラゴンより発表)
ウルティモ「今日はお集まりいただきましてありがとうございます。毎年恒例のドラゴマニアが開催されることになりました。現地時間の5月28日、試合開始は午後6時半となっております。メインイベントはウルティモ・ドラゴン、オクタゴン、カリスティコ組vsウルティモ・ゲレーロ、フエルサ・ゲレーラ、タイガー・アリ組。特別試合としまして日本から全日本プロレス社長、秋山準vs全日本所属の中島洋平。その他あと7試合ほど予定しています。
このメインイベントなんですが、私、ウルティモ・ドラゴンとオクタゴンがこういう形でまたリングで再会するのは20年以上ぶりのことであって、それもアレナ・メヒコでまたこういう形でパートナーになれるというのは非常にボクも楽しみにしてますし、あともうひとりのカリスティコというのは日本のみなさんにはなじみが薄い名前かもしれないですけども、元ミスティコと言えば、元シン・カラと言えば世界中誰でも知っているのではないかと思います。ちょうど90年代に一世を風靡したウルティモ・ドラゴン、そしてオクタゴンと、2000年代に入ってからのスーパースターがこのリング上で、3人で組むといういことが非常に意義があるのではないかと。
対戦相手の方もタイガー・アリは去年自分とマスクと髪の毛をかけてやりまして、あとの2人なんですけども、ホントにルチャリブレのレジェンド的なカードには欠かせない2人だと思うので、メキシコでもこのカードはやっていないので、現地では発表したんですけどもかなりマスコミの方も注目されてます。実はオクタゴンと組まないかというオファーは何回かあったんですけども、自分のほうからぜひここでやりたいということで、温めに温め抜いたカードです。最近のファンの人はわからないカードかもしれないですけども、今年29年目ということで、メキシコが、ぜひこのカードでアレナ・メヒコをまた熱くしたいと考えております」

(メディアからのご質問)
――オクタゴンはオリジナル?

ウルティモ「ボクの元パートナーの(オリジナル)オクタゴンです。ドラゴマニア初出場です。彼はずっとAAAにいまして、自分が3カ月だけAAAに移籍したときにたぶん2、3回は組んでると思うんですけども、メキシコシティーでは組んでないので、厳密に言うと自分がウルティモ・ドラゴンになったのが約25年くらい前だと思うんですけど、アレナ・メヒコでこういう形でまた再会するのは25年ぶりかなと思います」

――秋山参戦の経緯は?

「全日本プロレスのリング上でもボクのほうからメキシコに来ないかというお誘いをしたんですが、彼とはひとつ共通の話題があって、彼も非常にキューバのシガー(葉巻)が好きということで、いつもその話をしてたんですね。彼も、自分なんかそのプロレスのキャリアのなかで海外遠征云々というのはお互いにそこまで興味ないと思うんですね。でもなんかほかに付加価値がつけば行ってみたいなというのは前から話してたんで、今回いい機会だろうということで、メキシコのルチャリブレというか、この対戦だったらルチャリブレとは言えないですけども、メキシコのお客さんの前で、自分としては王道スタイルをこれがザッツ全日本プロレスだというのをね、メキシコのファンの人に(見せてほしい)。
逆に変にルチャドールと絡ませるよりもこういう試合を見せたほうがいろんなバリエーションが見れて、メキシコのお客さんもすごい喜ぶと思うので、これも非常に注目されてるカードではないかと思ってます」
※対戦相手の中島は、もともとウルティモの団体に入門、その後沖縄プロレス(めんそ~れ親父)を経て、現在全日本所属となる。

――オクタゴンとカリスティコが同じリングに上がるのは非常に珍しい。

ウルティモ「向こうのインディーではやってるんじゃないですかね。ただ自分もなかなか出ていくあれがないので自分絡みのこのカードというのが、オクタゴンはさらに光ることができるんじゃないかと、自分がこんなことを言うのは失礼かもしれないですけど、一時はセットでやってましたので、本人とも電話で話したんですけども、非常に喜んでくれて楽しみにしてくれてまして、カリスティコもすごい楽しみにしてるみたいですね。やっぱりプロレスのルチャリブレのカード、プロレスもそうなですけども選手がワクワクしなければね、お客さんにワクワクさせるようなことできないと思うので。まあ、自分らはふつうは対戦相手が誰々だとすごいワクワクするんですけども、こうやってパートナーがこの人と組めるんだよっていうのが、それでワクワクしてもらえればボクもうれしいし、オクタゴンとどういう空間作れるかと、いまからすごく楽しみにしてます。
自分は月曜日からイタリアとイギリスにいくんですけども、イタリアでまたちょっと更なる磨きをかけて、イギリスはボクの尊敬してる佐山サトル(初代タイガーマスク)さんが修業されてたところで、前回行ったときにいわゆるランカシャースタイルのプロレスをやってくれと言われて実際ランカシャースタイルのプロレス何かやったことないじゃないですか。なのにすごい古い選手(ジョニー・キッド)、60歳くらいの選手で結構有名な選手らしいんですけど、レジェンドの方と昔のスタイルのレスリングをやってくれと言われて。でも自分やったことないからどうしようかと思ったんですけどそういう試合をして、最後それが自分的には納得できなかったんですけど、いい試合だったみたいで、地元のちゃんとした格好したおじいさんが見にきてて、ボクのところにきて握手してこういうのが見たかったんだと(言われた)。
レスラーとしての自分探し。こうやってオクタゴンたちと、カリスティコもそうだけど遭遇する前にイタリア行って、イギリスでまたそういう未知のスタイル、こんなキャリアになってなかなかあれかもしれないですけど、また新たに吸収してきて、いい形で5月28日を迎えられたらいいと思ってます」

――オクタゴンとはどんな選手?

「彼はホントに突然出てきた選手で、いまは亡きアントニオ・ペーニャさんがプロデュース、一番最初に手掛けた選手で、突然彗星のごとくっていうのはこの言葉でしょうね。彼はある日アレナ・メヒコで三つ巴の覆面剥ぎマッチをやったんですね。そこにはほかに有力な選手二人と彼だったんですよね。彼はホントに無名の選手で、当然みんな彼が負けるというふうにファンの人も予想してたんですね。でも彼は大番狂わせでウラカン・ラミレスに勝ったんですね。そこから火が点いて国民的ヒーローになって、それこそ街を車で移動してたら物売りの人たちがいるんですけど、オクタゴンのマスクとか売ってましたから。すごい大スターになった中で、それから1年もたたないうちにペーニャさんからボクのほうに移籍のオファーがあって、ボクは話だけ聞いてみようかなと思ったら、オクタゴンのパートナーと言われて。オクタゴンってそのときの大スターですから最初は冗談だと思ったんですね。ちょっと前のWWEで言ったらストーンコールドとロックみたいな関係ですよね。そんなわけないだろうと思っていろいろ話を聞いてみたら、キミもマスクをかぶってみなと言われて、一回その食事に行ったときにちょうど箸を包んでいた紙に(デザインを)描いてくれて、それがこれ(ウルティモ・ドラゴンのマスク)です。それが当時と同じ色ですよね。水色に金に赤というのが当時の色ですね」

――ほかの対戦カードはいつごろ発表?

ウルティモ「日本からはあと下田美馬(が参戦)、あとスペル・シウダダーノという選手はメインスポンサーのCONSEJO CIUDADANO DE LA CIUDAD DE MEXICO(コンセホ・シウダダーノ・デ・ラ・シウダ・デ・メヒコ)というのがあるんですけど、これは市民団体みたいなメキシコシティーで市民を守るという団体の、そこのキャラクターレスラーなんですけど、若くていい選手でボク自身もすごく本人の性格もそうですし人間的にもすごくいい子なんで彼をプッシュしたいなと思っていまキャンペーンやってます。あとはもう、毎年恒例のドラゴンスクランブルもありますし、現地の日本人の若いのも出ますし、あえて発表しなくてもいいかなと。自分のやり方で細かく発表するのはあまり好きじゃないです。というのはいろいろ変わるので。直前で一番いいものを提供するのが一番いいかなと思うので。主要なメンバーはこんな感じです」

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