ジョー・ウォーレン敗れる!『ベラトール151』+『タイタンFC37』+『RFA36』

(C)Bellator

 3月4日(現地時間)にオクラホマ州タッカービルで『Bellator 151: Warren vs. Caldwell』が開催された。
 メインでは、ベラトールでもフェザー級とバンタム級の2階級で王座になっているジョー・ウォーレンがダリオン・コールドウェルをノンタイトル戦で迎え撃った。2階級制覇と既にベテランとなっているウォーレンに対し、コールドウェルはオールアメリカンというレスリングエリートで、MMA8戦無敗という若手のホープ。まさにレスリングエリート新旧対決という事になった。試合は、あまりに残酷な結果となった。コールドウェルがすぐテイクダウン、更にジャーマンも決め、最後はチョークで一本勝ち。一方的な試合展開でコールドウェルが見事に勝利した。

■ Bellator 151: Warren vs. Caldwell
日時:2016年3月4日(現地時間)
場所:アメリカ・オクラホマ州タッカービル

<バンタム級>
○ダリオン・コールドウェル(米国)
 1R 3分23秒 リアネイキドチョーク
●ジョー・ウォーレン(米国)

<ウェルター級>
○フェルナンド・ゴンザレス(米国)
 判定 2-1
●ギルバート・スミス(米国)

<フェザー級>
○バッバ・ジェンキンス(米国)
 判定 3-0
●ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)

<バンタム級>
○ジョー・タイマングロ(グアム)
 判定 3-0
●サーワン・カカイ(スウェーデン)

 3月4日(現地時間)にワシントン州リッジフィールドで『Titan FC 37: Dos Santos vs. Simon』が開催された。
 UFC、ベラトール、WSOFに次ぐ北米第4のメジャー団体となっているタイタンFCは全米生中継だけでなく、パンクラスに先駆けてUFCファイトパスでも中継されている。その為か、UFCの大会と同日同時刻に重ならない様に金曜日(現地時間)に開催されるようになった。一応、他団体ではあるが、ベラトールの様にUFCと敵対している訳ではなく、協力体制という感じだ。
 今大会は、3大王座戦が組まれ、バンタム級王座決定戦は、MMA7戦全勝無敗というリッキー・シモンがブラジルのアンデウソン・ドスサントスと王座を争った(※ドスサントス計量失敗でシモン勝利のみシモンが王者。ドスサントス勝利の場合は空位)。アマチュア時代から合わせるとなんと14連勝中というシモンが下馬評では圧倒的に有利であり、ドスサントスはかませ犬という感じで呼ばれたのだが、なんと大番狂わせが起った。会場でもシモンに大声援で、1Rはシモンがスタンドでプレッシャーをかけ、テイクダウンを奪いグランドでも上をとって金網に押し付けて圧倒。2Rもシモンが圧倒するも、なんとかスタンドに戻った時、ドスサントスのカウンターの左フックが炸裂。これでシモンがダウンするとドスサントスが電光石火のチョーク。これががっちり極まり、シモンが意識を失うとレフェリーがストップ。ドスサントスが見事な大逆転で勝利した。

 フェザー級王座戦は、これまた11戦無敗の王者アンドレ・ハリソンが元UFCファイターであるスティーブン・サイラーを迎え撃った。RFAやレガシーFCと同じく全米生中継される為、UFCやベラトールというメジャーを目指す選手だけでなく、リリースされた選手も再契約を勝ち取る為、タイタンFCに来る事が多く(UFCやベラトールからオファーがあればタイタンFCは快く送り出す為)サイラーもタイタンFCで王座を奪いUFC復帰の足がかりにしようと乗り込んできたのだった。試合は、こちらも下馬評では王者が圧倒だったが、僅差の判定にもつれ込んで辛くも王者がスプリットで判定勝利となった。

 フライ級王座戦も同じく、王者ティム・エリオットに挑戦するのは、元UFCファイターのペドロ・ノブレだ。試合はエリオットがスタンドで押し、ノブレが背を向けて逃げるという展開が続き、エリオットが見事に判定勝ちで王座防衛を果たした。

■ Titan FC 37: Dos Santos vs. Simon
日時:2016年3月4日(現地時間)
場所:アメリカ・ワシントン州リッジフィールド

<バンタム級王座決定戦>※ドスサントス計量失敗でシモン勝利のみシモンが王者
○アンデウソン・ドスサントス(ブラジル)
 2R 2分38秒 リアネイキドチョーク
●リッキー・シモン(米国)

<フェザー級王座タイトルマッチ>
○アンドレ・ハリソン(米国/王者)
 判定 2-
●スティーブン・サイラー(米国/挑戦者)

<フライ級王座タイトルマッチ>
○ティム・エリオット(米国/王者)
 判定 3-0
●ペドロ・ノブレ(ブラジル/挑戦者)

<ライト級>
○パット・ヒーリー(米国)
 判定 3-0
●ムーシン・コブレイ(米国)

 3月4日(現地時間)にミネソタ州プライアーレイクで『RFA 36: Brown vs. Camus』が開催された。
 RFAはAXSTVで全米に生放送されている為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、レガシーFCと共にこのRFAで王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多い。そんな中、今大会は、本来フェザー級王座戦、ハオーニ・バルセロス対ランドン・バンナータが組まれていたのだが、挑戦者のバンナータが減量失敗で試合が消滅。繰り上がりでチコ・カムス対マット・ブラウンがメインとなった。チコ・カムスはUFC連敗でリリースされており、RFAでの再起戦だ。試合は、

■ RFA 36: Brown vs. Camus
日時:2016年3月4日(現地時間)
場所:アメリカ・ミネソタ州プライアーレイク

<フライ級>
○チコ・カムス(米国)
 判定 3-0
●マット・ブラウン(米国)

<フェザー級>
○メルヴィン・ブルーマー(米国)
 2R 1分23秒 リアネイキドチョーク
●マット・マーフィー(米国)

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