■-65kg日本代表決定トーナメント出場選手たちが決意を語る!全選手とも仕上がりは最高、決戦まで待ったなし
3月3日（木）東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて、明日、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ～-65kg日本代表決定トーナメント～」の前日記者会見が行われた。
トーナメント出場選手は全員が一発で計量をクリア。8人とも最高の仕上がりを見せ、記者会見で決戦への意気込みを語った。
一回戦屈指の好カードとして注目を集める野杁正明×木村”フィリップ”ミノルは両者ともに絶好調を宣言。木村が「今回はめっちゃ仕上がりました。今日はもう何も言うことはない。ハードなトレーニングできて減量もばっちりなんで、早く試合がしたくてワクワクしてます」と試合を待ちきれないと語れば、野杁も「僕もそうだけど全選手一発で計量をパスして調子が良さそう。誰が相手になっても試合が楽しみです」と呼応。ゲーオ・ウィラサクレックやマサロ・グランダーからは「優勝候補は野杁」や「この試合の勝者が優勝候補」という言葉もあり、それを踏まえて野杁と木村はそれぞれトーナメントへの心境を話した。
「そう予想されることはうれしいことですし、その期待に応えられるよう明日はしっかり勝ちます。そして2人（ゲーオ・グランダー）と戦うチャンスがある世界トーナメントにつなげたい気持ちです」（野杁）
「ゲーオと世界タイトルをやったのは俺だし、野杁選手はトーナメントの優勝候補。一回戦は誰が見ても熱い試合になると思うし、注目されるのも当然だと思います。でも今はそれに対して熱くなるというよりも楽しみでワクワクです。遊び感覚で自分を出し切れば、自ずと決勝までの道も開ける。今回は入場からガラリと変えて今までの自分を捨てて新しい自分を見せるんで。楽しみにしていてください」（木村）
寺崎直樹×HIROYAはトーナメント1回戦の中で唯一の再戦。今回はリベンジをかけた一戦となるHIROYAだが「みんな仕上がりが良さそうだし、僕も仕上がりはいいので、明日が楽しみです。僕が優勝すると思っている人は少ないと思うけど、明日は楽しんで最高の試合をします。みなさんも楽しみにしてください」と表情は明るい。迎え撃つ立場の寺崎は「こんな素晴らしい選手たちと並べられてうれしい気持ちと、写真撮影でHIROYA選手の目を見たら自信に満ち溢れていたんで、さらにやる気が出ました。トーナメントにすべてをぶつけて爆発したいと思います」と闘志をみなぎらせた。
そして野杁×木村と並び、この試合の勝者を優勝候補と推す声が多いのは左右田泰臣×山崎秀晃だ。2014年11月にゲーオに敗れて以来のK-1参戦となる山崎は「明日は最高の状態でリングに立ちます。すべて勝ちます。頂点に立ちます。ゲーオへの道を開きます」と短いながらもはっきりとした言葉で優勝と打倒ゲーオを宣言。対する左右田も「トーナメントが決まってから何のために生きてきたのか。しっかり答えを出します」と覚悟のほどを口にした。
トーナメント最後の試合は復活をかける久保優太と番狂わせに燃えるNOMANの一戦。公開練習で「計量の時の身体に注目してください」と予告していた久保はバキバキに仕上がった肉体を披露し「計量で見てもらった通り、かなりトレーニングを積んできたんで明日を楽しみにしていてください」と仕上がりに自信満々。NOMANは「僕に求められていることは理解しているつもりなんで明日は頑張ります」と静かに闘志を燃やした。
それぞれ様々な想いを胸に秘めて、過酷なワンデートーナメントに挑む8人。最後は明日の戦いのテーマを言葉にして会見を締めた。
野杁正明
「このトーナメントが決まってずっと言い続けていることですが、日本人選手と戦うのは今回で最後にします。トーナメント3試合でVS日本人は卒業して、これから世界に挑戦していきたいと思います」
木村”フィリップ”ミノル
「自分の仲間とか家族とかどん底で綺麗事じゃ伝わらないところにいるんですけど、どれだけ批判されても俺たちは間違ってないってことを証明するために死ぬ気でぶつかります。そしてお前らも頑張れよと伝える試合にします」
寺崎直樹
「この舞台に立ってエネルギッシュな若い選手にどうチャレンジするかが僕のテーマです。そこで壁をどう壊せるか。壁にぶち当たるか、乗り越えられるかは分かりません。明日の自分にすべてをかけてみたいと思います」
HIROYA
「僕は背負うものは一切ないんで、テーマは楽しむこと。そうすれば自ずと実力を出せると思うので、明日は楽しみます」
左右田泰臣
「最近の連敗から自分がどれだけ変われたかがテーマです」
山崎秀晃
「日本代表決定トーナメントという名の通り、これは世界への道、ゲーオに続く道だと思っています。そこにつなげる覚悟というか、そういう試合を見せればファンもお客さんも自ずとついてくると思います。その覚悟を持った試合をお見せしたいです」
久保優太
「自分は去年12月にK-1ジムGOTANDAをオープンして、ジムの代表としてジムを背負う立場で試合を迎えます。その覚悟を見せれたらと思います。今までとは違う自分を見せられると思います」
NOMAN
「僕は久保選手に勝つことしか考えていません。理論的にはどうすればいいか分かっているので、あとはそれを出来るかどうかがテーマです。自分に負けず実行します」
■-65kg王者ゲーオがマサロ・グランダーに「飛び出し注意」警告!?-60kg王者・弘嵩は調整方法を変えて超・絶好調宣言
3月3日（木）東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて、明日、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ～-65kg日本代表決定トーナメント～」の前日記者会見が行われた。
明日の大会では-65kg王者ゲーオ・ウィラサクレック×マサロ・グランダー、-60kg王者・卜部弘嵩×ヨハネス・ウルフというK-1王者たちのスーパーファイトが2試合が実現。4選手とも最初の計量でリミットをクリアし、記者会見に出席した。
日本代表決定トーナメントが行われる大会に世界王者として出場するゲーオは「この試合のために100％の準備をしてきました。明日はベストを尽くします」と挨拶し「いつも通り全力で戦って、隙があったらKOします」と静かな口調でKOを予告。計量時に「サル、飛び出し注意」と書かれたパンツを履いていたゲーオは「あれは会長が買ってきてくれたものですが、意味はそのままです。サルに似ている僕が飛び出してくるから注意した方がいいということです」とグランダーに余裕たっぷりに警告してみせた。
対するグランダーは「いつも通り調子は万全で、今回もハードに練習してきた。まずはゲーオに感謝を言いたい。なぜならゲーオが野杁（正明）戦に欠場して、その代役に選ばれて日本に来たからこそ、今自分はこの場に立てているからだ」とゲーオにメッセージ。「タイトルマッチじゃないことは残念だけど、明日の試合を楽しみにしている。試合がどうなるか分からないが、トレーナーの言うことを聞けば早く決着がつくと思う」とグランダーからもKO予告が飛び出した。
そして-60kg王者としての初陣となる弘嵩は「最近の試合の中でも一番調子いいです。調整するにあたって色々と変えることもあって、それが良かったのか、調子がいいかなって感じです」と超・絶好調宣言。
「一番変えたことは減量法で、あとは練習内容も変えました。詳しいことは言えないですけど、一番大事にしたのは疲れを残さないことです。次で45戦目なんですけど、あまりケアとかやらずに突っ走ってきたんで、今回はそういうことを大事にやってきました」と今回のために新たな練習・調整方法に取り組んだことを明かし「（ウルフを直接見て）小さいなって思いました。僕の方が60kgで絞り切って出ているなって感じです。ただウルフもキャリアがあってKO率も高くて、勝率も高くてほぼ負けなしで来ているので、減量なしで調子ばっちりで上がって来るんじゃないかなと思っています」とウルフの仕上がりの良さに警戒心を示す。
一方のウルフも「ヒロタカの試合映像はたくさん見たし、彼には尊敬の念を抱いている」と弘嵩の実力を評価しつつ「今は本当に調子がいい。日本で試合できることをうれしく思うし、自分がどんなことが出来るかを広めるために日本にやってきた。明日の試合が待っていられないくらい楽しみにしている」と堂々と言ってのけた。
ゲーオと弘嵩はK-1王者としての強さを見せることが出来るか? それともグランダーとウルフが波乱を起こすか?
■上原誠×訓-NORI-のヘビー級戦は早期KO必至の一戦!-70kg Fight 小鉄「きっちり仕留める」VS廣野祐「好きに暴れる」
3月3日（木）東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて、明日、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ～-65kg日本代表決定トーナメント～」の前日記者会見が行われた。
いよいよ明日から本格始動する新生K-1ヘビー級。そのエースとして期待がかかる上原誠は91.8kgで計量を終え「自分はヘビー級だけど今の体重がベスト。ずっとこの体重でやってきたので、今後もこの体重でやっていきたいと思います」。
対戦相手の訓-NORI-に対しては「明日は1Rから2RですぐKOすると思います。僕はやる・やられるなら、やる側を選ぶんで、みなさんお楽しみにしていてください」と通告し「相手の弱点も何カ所かあったんでそこを突く。弱点を突いた時に訓選手がどんな感じなるのか楽しみです」と不敵に語った。
対する訓は「（上原に）何か言われても気にしないタイプなんで、みんなが盛り上がってくれてるならそれでいい。やることはやってきたんで、あとは試合で結果を出せばいいと思う」と上原の余裕コメントを完全スルー。
「自分は弱点がいっぱいあるんで、どこを突かれてもいいようにボス（梶原龍児K-1ジム総本部チーフトレーナー）に鍛えてもらった」と上原の言葉を逆手に取り「上原選手は動きも早いんで自分も今回は体重を落とした。ヘビー級だからといってトロトロやっても面白くないし、KO決着にしないとヘビー級じゃない。1Rから倒す気でいきます」とこちらもKO宣言が飛び出した。
また会見には-70kg Fightで対戦する小鉄と廣野祐も出席。それぞれ「地味で強い廣野選手をしっかり仕留められるように頑張ります」（小鉄）、「やれることをやってきたんで明日は好きに暴れたいと思います」（廣野）と意気込みを語っている。
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