ノア解散でも鈴木軍撤退でもない結末! 丸藤勝利するも杉浦が鈴木軍入り、潮崎は丸藤支援名乗り 大田区大会

 23日、ノア年内最終大会となる大田区総合体育館大会が行われ、3210人(超満員)の観衆が駆けつけた。

 1年に及ぶノアVS鈴木軍対抗戦は、この日、4大王座戦として最終決戦を迎える。GHCヘビー級タッグこそ鈴木軍のK.E.S.が勝利したものの、残り3王座はノア側の勝利。特にメインで争われたGHCヘビー王座は挑戦者の丸藤正道が鈴木みのるを変型タイガーフロウジョンで粉砕。

 その丸藤を祝福するかのように登場したノア杉浦貴だったが、まさかの裏切り。丸藤にオリンピック予選スラムを敢行し、花道を下がる。その花道奥にはダメージ深いまま横たわりつつ丸藤の様子を見届けていたみのるがいた。まさか、まさか、杉浦とみのるが合体し、杉浦は鈴木軍Tシャツに袖を通す!

 杉浦の裏切り直後にリングインしたのはフリー参戦中の潮崎豪。丸藤に対して「力になりたい」とマイク。潮崎が右手を差し出すも、気持ちが切り替わっていない丸藤は右手でパチンとはじく。

 対抗戦結果によってノア解散なのか鈴木軍撤退なのかが注目されたが、再編されつつ抗争続行が濃厚となった。

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 大会自体は4時間半のロングランとなったが、観客の満足度は上々。総決算にふさわしい高度な攻防と意地のぶつかり合いが続いた。もちろん、多少の再編でファンの興味を引き続けられるかは問われてくるが、足を運んだファンに対してはしっかりとした闘いの熱量を届けることができた大会だった。

詳細版は金曜25日発売『週刊ファイト12月31日号』に収録されました。
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■プロレスリング・ノア大田区総合体育館『Destiny2015』
12月23日(水・祝)15:00

<第1試合>
▼旗揚げ15周年記念大会オープニングマッチ
●清宮海斗
高山善廣
(7分26秒 フィッシャーマンズスープレックスホールド)
○熊野準
小川良成

<第2試合>
●キャプテン・ノア
平柳玄藩
クワイエット・ストーム
(9分12秒 キン肉バスター ⇒ 片エビ固め)
齋藤彰俊
北宮光洋
○モハメド ヨネ

<第3試合>
▼ジュニアスペシャルシングルマッチ
●大原はじめ
(10分50秒 羅喉 ⇒ 体固め)
○拳王

<第4試合>
▼スペシャルシングルマッチ
○潮崎豪
(11分01秒 剛腕ラリアット ⇒ 体固め)
●マイバッハ谷口

<第5試合>
▼スペシャルシングルマッチ
○杉浦貴
(11分6秒 オリンピック予選スラム ⇒ 片エビ固め)
●飯塚高史

<第6試合>
▼スペシャルシングルマッチ
○中嶋勝彦
(16分56秒 垂直落下式ブレーンバスター ⇒ 体固め)
●シェルトン・X・ベンジャミン

<第7試合>
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合
●TAKAみちのく
エル・デスペラード
(20分35秒 キルスイッチ ⇒ エビ固め)
○小峠篤司
原田大輔
※原田&小峠が初防衛に成功

<第8試合>
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
○石森太二
(17分55秒 450°スプラッシュ ⇒ エビ固め)
●タイチ
※タイチが5度目の防衛に失敗、石森が第30代王者に

<第9試合>
▼GHCタッグ選手権試合
コルト“Boom Boom”カバナ
●クリス・ヒーロー
(17分49秒 ダブルインパクト式キラーボム ⇒ 片エビ固め)
デイビーボーイ・スミスJr.
○ランス・アーチャー
※アーチャー&スミスJr.が5度目の防衛に成功

<第10試合>
▼GHCヘビー級選手権試合
○丸藤正道
(34分00秒 変型タイガーフロウジョン ⇒ エビ固め)
●鈴木みのる
※みのるが5度目の防衛に失敗。丸藤が第24代王者に

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