ザ・シールド苦戦の末エボリューション退治!ジョン・シナ、ワイアット葬!6・1WWEのPPV大会『ペイバック2014』

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※現地追加版は、翌日RAWの事件含めてRAWセス・ロリンズがザ・シールド離脱、エボリューション加入&バティスタ退団か~6・1WWE『Payback』報復裏の裏に別エントリーされました。

2014年6月1日にイリノイ州シカゴでWWEのPPV大会『ペイバック2014』が開催された。

 注目は、トリプルH率いるエボリューション(バティスタ&ランディ・オートン)と、ベビーフェイスに転向して人気爆発のザ・シールド(セス・ローリンズ&ディーン・アンブローズ&ローマン・レインズ)、そしてジョン・シナとブレイ・ワイアットの因縁決着戦だ。更に、手術で長期欠場を余儀なくされているWWE世界ヘビー級王者、ダニエル・ブライアンに対し、戦えないなら王座を返上しろと脅迫するステファニー・マクマホンの問題もこのPPV大会で決着をつける事になっている。

 メインで行なわれたのは、エボリューションと、ザ・シールドの全面戦争だ。前回のPPV大会『エクストリーム・ルールズ2014』ではザ・シールドが勝利したものの、その後、WWE所属のヒールレスラー達を配下においたトリプルHが、数の力で圧倒。『RAW』では、ザ・シールドへのリンチを繰り返し、エボリューションが有利に抗争を進めていた。しかし、今回は、3対3で真正面から対峙する事となり、前半は、エボリューションが押していたが、バティスタ、ランディ・オートンから連続でフォールを奪ったザ・シールドが、遂にトリプルH一人にしてしまった。3対1になっては、流石のトリプルHも圧倒的不利で、スレッジハンマーを持ち出すも、最後はスピアーを食らってフォール負け。ザ・シールドは3人残って、エボリューションを退治し、完全勝利となった。

 ジョン・シナとブレイ・ワイアットの決着戦は壮絶を極めた。ラストマン・スタンディングという最後に立っていれば、あとは何をやっても良いというルールの中、2人はリング内、リング外で激しくやりあった。ジョン・シナのファンを奪い、特にシナがよりどころにしている子供のファンまでも洗脳してプレッシャーをかけるワイアットに対し、シナは遂に怒りを爆発させ、なんと場外にいるワイアットに向けて鉄階段を投げつけるという、これまでにない激しい攻撃をぶつけた。これはなんとか、カウント9で立ち上がったワイアット。しかし、最後は、シナが入場口の機材(箱)に向けてアティテュード・アジャストメントでワイアットを叩きこみ、上から機材で蓋をして完全勝利。遂に、宿敵、ワイアットを葬ったシナだが、ワイアットはこのまま引き下がるのか?それとも更なる逆襲を展開するのか?今後の動向に注目だ。

 また、遂にステファニーが、ダニエル・ブライアンと愛妻ブリー・ベラを呼び出し、WWE世界ヘビー級王座を返上するか、それともブリー・ベラの解雇を選ぶかを迫った。しかし、ブライアンは王座の返上を拒否し、ブリー・ベラは、「夫の犠牲になるなら、私が自分で辞める!」と悪辣な経営者、ステファニーにビンタをかましたのだった。飼い犬に手を噛まれたという感じのステファニーはショックを受けて、バックステージに逃走。会場は、大きなYESコールに包まれた。もっとも、ステファニーがこれで引き下がるとは思えず、2014年6月2日に放送される『RAW』でなんらかのアクションを起こすものと注目される。

■ WWE PPV ペイバック2014
日時:2014年6月1日
場所:アメリカ・イリノイ州シカゴ

<ノー・ホールズ・バード・エリミネーション・6人タッグマッチ>
○ザ・シールド(セス・ローリンズ&ディーン・アンブローズ&ローマン・レインズ)
 勝ち残り
●エボリューション(バティスタ&ランディ・オートン&トリプルH)

<ディーバ王座タイトルマッチ>
○ペイジ(王者)
 サブミッション
●アリシア・フォックス(挑戦者)
※ペイジが王座防衛

<ラスト・マン・スタンディングマッチ
○ジョン・シナ
 スタンディング
●ブレイ・ワイアット

<インターコンチネンタル王座タイトルマッチ>
○バッド・ニュース・バレット(王者)
 ブル・ハンマー⇒ピンフォール
●RVD(挑戦者)
※バレットが王座防衛

<シングルマッチ>
-ボー・ダラス
 ノーコンテスト※ケイン乱入
-コフィ・キングストン

<シングルマッチ>
○ルセフ
 アコレード
●ビッグE

<タッグマッチ>
○ライバック、カーティス・アクセル
 シェルショック⇒ピンフォール
●コディ・ローズ、ゴールダスト

<US王座タイトルマッチ>
○シェーマス(王者)
 丸めこみ(ピンフォール)
●セザーロ(挑戦者)
※シェーマスが王座防衛

電子書籍版はマット界舞台裏6月12日AJP秋山社長黒い呪術師Z1xW1小島NWA激震WNCデス+魔界騒乱に掲載されました。

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