ボビー・ラシュリー快勝!TNAインパクト・レスリング+メキシコ2大会!リーガ・エリテ+FULL

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 11月25日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、TNA年間最大興行「バウンド・フォー・グローリー」で新TNA世界ヘビー級王者になったマット・ハーディに対し、前王者イーサン・カーター?が、マットの弟ジェフがレフェリーで不公平だった事、直前で契約にない3WAYマッチにされた事を理由にマットの王座は無効と裁判に訴えた事から、混乱を収めるためにマットが王座を返上した事を受けて、王座決定リーグ戦であるワールド・タイトル・シリーズがスタートし白熱した。

 リーグ戦もいよいよ佳境に入り、各ブロックから続々とリーグ突破者が現れ決勝トーナメント進出16人全員が決まった。今番組でもXディビジョンブロックからはティグレ・ウノが勝ちあがりまず決勝トーナメント確定。他のブロックも白熱した試合が続出し、続々と決勝トーナメント進出者が確定した。そんな中、メインで行なわれたのは、ボビー・ラシュリーとオースチン・エリーズの元TNA世界ヘビー級王者対決だった。レスリングエリートとして鳴り物入りでWWEデビュー、破竹のプッシュで、なんとビンス・マクマホンとドナルド・トランプの抗争でトランプ側で活躍し大ブレイク。その後、MMA転向まで果たしているエリートであるラシュリーと、ROHなど北米インディで熱狂的な支持を受けたエリーズと、対極的なキャリアを歩んだ両雄。試合は、体格、パワーが勝るラシュリーが圧倒。ボロ雑巾のようにエリーズを投げまくり嬲るという展開。動けないエリーズをレフェリーが守る場面すらあった。エリーズは勝利確信のラシュリーの隙をついてサブミッションを仕掛ける場面も作ったものの、最後はラシュリーの強烈なスピアーを食らって完敗。ラシュリーの見事な勝利で決勝トーナメント進出となった。

■ TNA Impact Wrestling 
日時:2015年11月25日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<ワールド・タイトル・シリーズ>
○ボビー・ラシュリー
 ピンフォール
●オースチン・エリーズ

<ワールド・タイトル・シリーズ>
○ケニー・キング
 ピンフォール
●クレイジー・スティーブ

<ワールド・タイトル・シリーズ>
○エディ・エドワーズ
 ピンフォール
●ロビーE

<ワールド・タイトル・シリーズ>
○ジェシー・ゴッダーズ
 ボストンクラブ
●ミカ

<ワールド・タイトル・シリーズ>
○ブラム
 ピンフォール
●グラド

<ワールド・タイトル・シリーズ>
○ドリュー・ギャロウェイ
 ピンフォール
●ロックスター・スパッド

<ワールド・タイトル・シリーズ3WAY>
○ティグレ・ウノ
 ピンフォール
●マニック、DJZ

 2015年11月22日にメキシコ・アレナメヒコで『リーガ・エリテ』が開催された。
 このリーガ・エリテはインディ団体だがCMLLと友好関係にある為、聖地アレナメヒコで興行を許されており、選手もCMLLのトップ選手が参戦する。しかし、普段はCMLLに出場しないレジェンドである大物も参戦するので豪華なものとなっている。

 しかし、このリーガ・エリテに初代ミスティコ、初代シン・カラ、そしてAAAではミステシスとして活躍したカリスティコが参戦した事で大きな注目を浴びている。カリスティコは電撃的にAAAを離脱し、CMLL復帰を訴えたのだ。更に、同じくAAAを長年支えたシベルネティコまでもAAAを離脱し、カリスティコを追う形でリーガ・エリテの会場に現れ、カリスティコを襲い、今大会では遂に試合を行なう事になったのだ。これでAAAからは相次いで大物が離脱した事が決定的になった。
 そして、カリスティコはCMLLレジェンドであるアトランティス、そしてルードの重鎮ネグロ・カサスとテクニコ、ルード混成軍となり、シベルネティコ達と対戦。試合はシベルネティコがカリスティコを狙ってローブローの反則負け。この2人の抗争はどうなるのか?そして、このまま、CMLL入り出来るのか?

■ リーガ・エリテ(ALL EITE)
日時:2015年11月22日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
○カリスティコ、アトランティス、ネグロ・カサス
 反則
●シベルネティコ、ブラック・ウォリアー、メフィスト

<6人タッグマッチ>
○ボラドールJr.、バリエンテ、スンビー
 ピンフォール
●ダミアン、ハロウィン、ベスティア

<6人タッグマッチ>
○ネグロ・ナバーロ、トラウマ1号、トラウマ2号
 ピンフォール
●フェリーノ、タイガー、プーマ

 11月15日(現地時間)にメキシコ・ヌエボ・レオン州モンテレイでMDA-FULLが開催された。
 この団体はメキシコのインディ団体だが、ルチャの世界でスペル・エストレージャと呼ばれる最高峰のレジェンドが集結したあまりに豪華な大会となった。メインではUWA世界ヘビー級王者の代名詞であるカネック、ミル・マスカラスの弟として、そしてアルベルト・デル・リオの父親として全世代に高い知名度を誇るドスカラス、そしてルチャリブレ史上最大のマスカラ戦をシエン・カラスと行ったラヨ・デ・ハリスコJr.がそろい踏み。対戦相手は、そのハリスコ最大のライバルであったシエン・カラスとその弟達、マスカラ・アニョ・ドスミル、ウニベルソ・ドスミルのエルマノノス・ディナミテ(ディナミテ兄弟)というタイムスリップしたかの様な豪華なカードが組まれた。試合はスコルピオJr.が乱入した為、カネック組が勝利となったが、こういう夢舞台をテレビ中継されているCMLL、AAAでも組んで欲しいものだ。

 また、メイン以外にはCMLLトップ達が大挙として押し寄せ、WWE入りが正式に発表されたラ・ソンブラを含むロス・インゴベルナブレスや、レジェンドであるアトランティス、更にミスティコ(二代目)まで大物が勢ぞろい。実に豪華な大会となったようだ。

■ MDA-FULL
日時:2015年11月15日(現地時間)
場所:メキシコ・ヌエボ・レオン州モンテレイ

<6人タッグマッチ>
○カネック、ドス・カラス、ラヨ・デ・ハリスコJr.
 反則
●シエン・カラス、マスカラ・アニョ・ドスミル、ウニベルソ・ドスミル

<6人タッグマッチ>
○ラ・ソンブラ、ルーシュ、マルコ・コルレオーネ
 ピンフォール
●トラウマ1号、トラウマ2号、エロデスJr.

<6人タッグマッチ>
○ミスティコ、ポルキー、スンビー
 ピンフォール
●レイ・ブカネロ、ヘビー・メタル、トスカーノ

<6人タッグマッチ>
○アトランティス、ティニエブラスJr.、マスカラ・サグラーダ
 ピンフォール
●マノ・ネグラ、ダンディ、スコルピオJr.

電子書籍版は金曜27日発売『週刊ファイト12月3日号』に収録されました。
週刊ファイト12月3日号2015全日新日RIZIN竹田勝司ジャパンプロK-1武尊ゲーオ長瀬館長

【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】
マット界舞台裏5月28日号藤田x諏訪魔TNA高木ceo曙三冠ufc王者堀口巌流島道場紅大月x蘇我
▼高木三四郎が儲かっているからW-1のCEOなのか? テレビ局にとってのプロレス番組と存続が危ういTNA
 今週は引き続き高木三四郎GENスポーツエンターテインメントCEO就任が業界関係者間の最大の会話のみならず、海外からはTNAが放送契約を9月で切られて存続が危ぶまれる衝撃ニュースも飛び込んできた。その深淵は・・・

マット界舞台裏6月4日号TNA消滅報道IGF全日長与大仁田広島大日本WAVE超花火巌流島ROH
▼読まずに書くな!偏見・誤解と闘う記者と『TNA消滅』報道
 『TNA消滅』の報道を巡って面白いことが起きている。WRESTLING OBSERVER主幹のデイブ・メルツアーが「TNAを死に追いやった男」と糾弾されている、というのだ。ロック界で知名度のあるスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン新任TNAディレクターも「嘘を広めた野郎が…」と、影響力を駆使して火消しに努めていた。

マット界舞台裏6月18日号Dローデス追悼新日大阪城鈴木軍リアルジャパン10ZERO1長瀬館長
▼ROH-TNA放送開始~アメプロ勢力分布考えることは日本直結分析
 先週6月11日号にも早速取り上げられているが、現地時間6月3日水曜夜8時からROH、9時からTNA、11時からROH再放送、12時からTNA再放送という、弱小ケーブル局DESTINATION AMERICAによる「水曜夜は4時間プロレス」実験が開始された。「私のフォローしている団体は●●、好きな選手は○○。アメプロはよく知らない」といったライト層が多数派なのではあろうが、世界最大市場で起こっていることは、いずれは我が国を直撃する。わかりやすく解説を試みる。

マット界舞台裏7月2日号W-1船木TNA-GFWジャレット排泄選手列伝FMW高山善廣WING茨城清志
憶測広がるジェフ・ジャレットTNA登場と船木誠勝WRESTLE-1退団
現地時間水曜6月24日夜に放送された『Impact Wrestling』で信じられない事件が起こった。創設者ながらクビにされていた現・新団体GFWの旗揚げツアーに奔走中のジェフ・ジャレットとカレン(元カート・アングル妻)が、犬猿の関係であるTNA番組に復帰、ライバル団体となるGFWの宣伝までしたのだから驚かない方がウソになる。AJスタイルズが断った都合「TNA殿堂入りのため」は資格があるが、どうやら一回限りでなく”ダブルJ”の復帰は続く模様。久しぶりのPPV大会となる6・29『スラミバーサリー』に出陣するのみならず、7・24GFWのラスベガスTV収録大会にはTNAからマグナスが参戦する。
 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。