【写真追加】ブロック・レスナーがアンダーテイカーに勝利！『WWEヘル・イン・ア・セル2015』

　10月25日（現地時間）にカリフォルニア州ロサンゼルスでWWEのPPV大会『ヘル・イン・ア・セル』が開催された。
　今大会のメインは、ブロック・レスナーとジ・アンダーテイカーの因縁の対決だ。レッスルマニア無敗記録を続けていたテイカーの記録をストップさせた（『レッスルマニア30』）のが、このレスナーだった。これによりテイカーは1年も姿を現さないという異常事態となったが、1年後のレッスルマニア（『レッスルマニア31』）で復帰、ブレイ・ワイアットに勝利した。
　しかし、レスナーへの恨みは忘れてはおらず、レスナーが『バトルグラウンド2015』で現WWE世界ヘビー級王者セス・ロリンズをボロ雑巾の様に叩きのめし、王座奪還確実と思われた刹那、突如、リングに現れてレスナーを襲ったテイカー。結果、レスナーの反則勝ちとなり王座移動はならず、レスナーもテイカーに対する怒りは頂点に達した。そして『サマースラム2015』で遂に因縁の再戦が行われたが、レフェリーがテイカーのタップに気がつかず、レスナーは疑惑の敗北となってしまった。
　当然、納得のいかないレスナーはテイカーとの再戦となったのだが、壮絶な試合となった。2匹の怪物が金網の中で荒れ狂い、レスナーは流血するも鉄階段を持ち出してテイカーを傷めつける。テイカーもレスナーをマットが剥がされてむき出しなった所にレスナーをチョークスラム、ツームストンで追い詰めるも、最後はレスナーがローブローからF5でテイカーからフォール勝ち。この因縁に一応の決着をつけた。
　しかし、試合後、事件が起こった。レスナーが引き揚げ、テイカーが残ったリングに、なんとワイアット・ファイリーが現れたのだった。ワイアット・ファミリーは4人がかりでテイカーを襲う。試合直後で満身創痍のテイカーでは4人を相手に出来ず、リンチされ拉致られてしまった。テイカーの運命はどうなるのだろうか？
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　また、現WWE世界ヘビー級王者セス・ロリンズは、デーモン・ケインと対戦。元々、ケインは、コーポレート・ケインとして権力軍オーソリティの一員である為、ロリンズをフォローしていたのだが、傲慢なロリンズはケインに酷い仕打ちを繰り返し、遂にケインの本来の人格であるデーモン・ケインを目覚めさせてしまったのだった。デーモン・ケインに襲われるロリンズは、トリプルH＆ステファニー・マクマホンの極悪夫婦に泣きつくが、直接対決をする羽目に陥ってしまった。
　極悪夫婦はケインにも、これで敗れればコーポレート・ケインのRAW現場責任者の任を解くとしており、ケインも負けられない事になった。試合はケインがロリンズを嬲る展開が続くものの、場外で切り返したロリンズがケインをスペイン語実況席に叩きつけ、最後はぺディグリーで勝利して王座防衛を果たした。
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　更にビッグサプライズとして、あの元WWE世界ヘビー級王者アルベルト・デル・リオが電撃復帰した。ジョン・シナが自らが保持するUS王座へのオープンチャレンジで挑戦者を募ったところ、現れたのがデル・リオだったのだ。2014年8月7日にWWEスタッフの人種差別発言を受けて殴ってしまった事で、手を出してしまった為、解雇処分となっていたデル・リオ。
　その後は古巣メキシコのAAAに定着していたが、水面下で復帰交渉は続けられており、遂に電撃復帰となったようだ。そしてデル・リオはトラースキックでジョン・シナからフォール勝ちで、なんと王座奪取。電撃復帰して即新US王座に輝いた。
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　ヘル・イン・ア・セル戦としてローマン・レインズとブレイ・ワイアットも一騎打ち。長期に渡り抗争をつづけている両者だが、１対１の地獄マッチで完全決着を付ける事になった。今回はワイアット・ファミリーも手が出せない金網の中なので、激しい攻防の末、レインズがスピアーを決めて勝利。この因縁にも遂に決着となったようだ。