ジェフ・ジャレットGFW侵略開始!TNAインパクト・レスリング

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 2015年8月26日のTNAインパクト・レスリングは、抗争が続いていたエリック・ヤングとクリス・メレンデスの因縁決着戦が行われた。アメリカ軍の軍人として湾岸戦争で世界の平和の為に戦い、左足を失った英雄であるメレンデス。義足になったので軍隊は退役したものの、闘争心は衰えず、プロレスラーとしてデビューした。それに対して義足で戦っているメレンデスが気に食わないヤングは、事ある事にメレンデスを襲い義足を奪い取っていた。そして、今回のシングルマッチでは、メレンデスが負ければ、義足を奪われるという屈辱的なものだ。義足なしとなったら、プロレス引退の可能性も出てくるので、メレンデスは絶対に負けられない一戦となった。しかし、試合はなんとヤングが丸め込み、ロープに足を伸ばして固定してフォール。反則だがレフェリーが気がつかず、フォール勝ちが認められた。会場から激しいブーイングだが、ヤングは「黙れ!」と観客を威嚇し、メレンデスに約束通り、義足を渡せと迫った。メレンデスは男らしく義足を渡すと、ヤングは義足を高々と掲げて勝ち名乗り。メレンデスは遂に片足になってしまったが、どうなってしまうのだろうか?

 しかし、それ以上の大事件が番組の最後で起こったのだ。現在、番組を取り仕切るGMであったブリー・レイが何者かに襲われ番組に出れなくなった為、番組を仕切る人材が欲しいディクシー・カーター社長と、TNA創始者であり現在はGFWを運営しているのでGFWの選手に試合をさせたいジェフ・ジャレットの思惑が一致し、提携を結ぶ事になったのだが、そこに待ったをかけたのがドリュー・ギャロウェイだった。ギャロウェイはジャレットは信用できないと激しく詰め寄る。するとジャレットの妻であるカレンが現れ、号令をかけると、GFWの選手が一斉にリングになだれ込んだ。そしてギャロウェイを滅多打ち!ジャレットの思惑は提携ではなく、TNAの乗っ取りだったのだ。信じられないという表情のディクシーをしり目に勝ち名乗りをあげるジャレットとGFWの選手たち。遂に全面戦争となるのか?今後のTNAマットから目が離せないだろう。

■ TNA Impact Wrestling 
日時:2015年8月26日(放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<KOTM王座挑戦者決定戦>
勝者 ボビー・ルード
ラシュリー、ミスター・アンダーソン、ジェームス・ストーム

<ノックアウツ王座タイトルマッチ>
○ベルベット・スカイ(挑戦者)
 反則
●ブルック(王者)

<TNA世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ザ・ウルブス(王者)
 ピンフォール
●ザ・レボリューション(挑戦者)

<Xディビジョン王座タイトル3WAYマッチ>
○ティグレ・ウノ(王者)
 ピンフォール
●DJZ(挑戦者)
サンジェイ・ダット(挑戦者)

<シングルマッチ>※メレンデス敗北で義足を奪われる
○エリック・ヤング
 ピンフォール
●クリス・メレンデス

電子書籍版はマット界舞台裏9月3日号新日勢ブルックリン戦争G1真相永源遥SEAdLINNNG旗揚げUFC日本に掲載されました。

【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】
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 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。