マット・ハーディ王座奪取ならず!TNAインパクト・レスリング

(C)TNA

 2015年8月5日のTNAインパクト・レスリングは、大事件が続出した。まず、遂にTNA世界ヘビー級王者への挑戦権を得た人気者マット・ハーディが弟ジェフ・ハーディを引連れて王者、イーサン・カーターⅢに挑戦した。しかも試合形式がフル・メタル・メイヘムという、WWEで言うTLC(テーブル・ラダー・チェアー)戦で、ラダー・マッチに公認凶器として組み立て机、パイプ椅子を付加したものである。マットからすると得意の試合形式で、場外のテーブルに固定したイーサンに向かってマットがトップロープ最上段からのダイブなどを見せ、会場を沸かせたが最後はイーサンが王座防衛。マットは王座奪還はならなかった。

 また、オースチン・エリーズがロックスター・スパッドと団体からの追放(スバットが負ければ名前変更)を賭けた試合に挑んだが、なんとスパッドが勝利し、エリーズはTNAから追放となってしまった。更に、ディクシー・カーター社長から番組を取り仕切るGMに命じられたブリー・レイがバックステージで何者かに襲われるという事件も。ブリー・レイが復帰できるかわからない状態な上、今年TNA殿堂入りしたジェフ・ジャレットのGFWの選手の参戦もありそうでディクシーと話し合っていた。TNAに何が起こっているのか?今後のTNAから目が離せないだろう。

■ TNA Impact Wrestling 
日時:2015年8月8日(放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<TNA世界ヘビー級タイトルマッチ・フル・メタル・メイヘム>
○イーサン・カーターⅢ(王者)
 ベルト奪取
●マット・ハーディ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○マハーバリ・シェラ
 反則
●ジェームス・ストーム

<追放or名前変更条件マッチ>
○ロックスター・スパッド
 ピンフォール
●オースチン・エリーズ

<シングルマッチ>
○イーライ・ドレイク
 ピンフォール
●ドリュー・ギャロウェイ

<ハンディキャップマッチ>
○ゲイル・キム
 ピンフォール
●ドールハウス

<シングルマッチ>
○ミスター・アンダーソン
 ピンフォール
●ブラム

電子書籍版はマット界舞台裏8月13日号Rパイパー追悼ロンダUFCZERO1せらリボン広島freedoms永州中日戦G1肝に掲載されました。

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 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。

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