スティーブン・トンプソンが後ろ回し蹴りでTKO勝利!7・12『The Ultimate Fighter 21 Finale』

(C)Photo Courtesy of UFC

 2015年7月12日にネバダ州ラスベガスで『The Ultimate Fighter 21 Finale』が開催された。
 この大会は人気リアリティ番組『ジ・アルティメット・ファイター』の決勝大会であるが、今シリーズはいつものコーチが2人いて、若手選手を鍛えるというものではなく、アメリカン・トップチームとブラックジリアンズというMMA界の名門チーム同士の対抗戦という形で行なわれた。それゆえ、メインはコーチ対決ではなくスティーブン・トンプソンとジェイク・エレンバーガーのウェルター級強豪対決となった。現在4連勝中のトンプソンに対し、エレンバーガーはここのところ調子を落としている。その差が出たのか、試合はトンプソンが豪快な後ろ回し蹴りを連発して、TKO勝利。キックボクシング、空手をベースにしたトンプソンは、オールラウンダーが時流になっている現在のMMA界において、打撃に特化したスタイルで連勝、それもKO勝利を連発しており、見て面白い選手として今後、更に注目されそうだ。

 また、ATTとブラックジリアンズの最終決着戦となったカマル・ウスマン対ハイダー・ハッサンはウスマンが肩固めで一本勝ち。また、日本の戦極で活躍したマキシモ・ブランコも参戦しており、1Rにパンチラッシュで秒殺TKO勝利している。

■ The Ultimate Fighter 21 Finale
日時:2015年7月12日
場所:アメリカ・ネバダ州ラスベガス

<ウェルター級/5分5R>
○スティーブン・トンプソン
 1R 4分29秒
●ジェイク・エレンバーガー

<TUF 21 ウェルター級トーナメント決勝/5分3R>
○カマル・ウスマン
 2R 1分19秒 肩固め
●ハイダー・ハッサン

<ウェルター級/5分3R>
○マイケル・グレイヴス
 判定 3-0
●ヴィセンテ・ルケ

<ウェルター級/5分3R>
○ホルヘ・マスヴィダル
 1R 4分22秒 TKO
●セザール・フェレイラ

<女子ストロー級/5分3R>
○ミシェウ・ウォーターソン
 3R 2分38秒 リアネイキドチョーク
●アンジェラ・マガーニャ

<キャッチウェイト(148.5ポンド)/5分3R>
○マキシモ・ブランコ
 1R 0分16秒 TKO
●マイク・デ・ラ・トーリ

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