コナー・マクレガー新王者!ロビー・ローラー王座防衛!7・11『UFC 189 – Mendes vs. McGregor』

(C)Photo Courtesy of UFC

 2015年7月11日に『UFC 189 – Mendes vs. McGregor』が開催された。王座アルドが負傷欠場!危機のフェザー級を救うべく、チャド・メンデスが暫定王座をかけて悪童マクレガーと対戦。ウェルター級王者ローラーvsマクドナルドにも注目。

 メインイベントで行なわれる予定だったフェザー級タイトルマッチ、ジョゼ・アルドvsコナー・マクレガーがアルドのけがにより中止。PPV売上記録更新も期待されていたビッグマッチがなくなったピンチのラスベガスで、代役としてチャド・メンデスが暫定王座をかけてマクレガーと対戦する。メンデスは過去王者アルドに2回敗戦しているが、最も王者を苦しめた挑戦者。母国アイルランドで国民的な人気を誇るマクレガーか、3度目のタイトル挑戦となるメンデスか。大会2週間前のカード変更で笑うのはどちらになるかに注目。
 試合は、試合開始早々にバックスピンキックで攻めるマクレガーだが、メンデスもしっかり見ており、うまく交わす。そして1R後半にはメンデスがテイクダウンで上をキープした。その後、2Rも、メンデスがテイクダウンで上をキープし、このままでいくのかと思われたが、なんとスタンドに戻したマクレガーが、パンチラッシュ。マクレガーの左がメンデスの顎を撃ち抜きダウンを奪う。敗者のポジション、亀の体勢になったメンデスに追撃にパウンド連打するマクレガーをレフェリーがとめて、マクレガーがTKO勝利で、新暫定王者となった。

 また、王者ロビー・ローラーの初防衛戦となるウェルター級タイトルマッチも放送。ローラーは、20歳でUFCデビューを果たしたが1回リリースされ、復帰後のUFC181で王座に就いた。戴冠まで12年の苦労人。目下3連勝中と勢いに乗るGSPの愛弟子、ローリー・マクドナルドと激突。
 試合は、3Rにマクドナルドの強烈な膝蹴りを食らったローラー絶体絶命となるも、なんとか立て直し、5Rに壮絶な打ち合いをローラーが制し、左パンチ連発でマクドナルドからダウンを奪う。追撃のパウンドをレフェリーが止めて、ローラーが逆転のTKO勝利で王座を防衛した。

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■ UFC 189 – Mendes vs. McGregor
日時:2015年7月11日
場所:アメリカ・ネバダ州ラスベガス

<フェザー級暫定王座決定戦/5分5R>
○コナー・マグレガー
 2R 4分57秒 TKO
●チャド・メンデス

<ウェルター級王座タイトルマッチ/5分5R>
○ロビー・ローラー(王者)
 5R 1分00秒 TKO
●ローリー・マクドナルド(挑戦者)

<キャッチウェイト(149.5kg)/5分3R>
○ジェレミー・スティーブンス
 3R 0分32秒 TKO
●デニス・バミュデス

<ウェルター級/5分3R>
○グンナー・ネルソン
 1R 2分54秒 リアネイキドチョーク
●ブランドン・ザッチ

<バンタム級/5分3R>
○トーマス・アルメイダ
 2R 0分29秒 TKO
●ブラッド・ピケット

プレミアムカード
<ウェルター級/5分3R>
○マット・ブラウン
 1R 4分44秒 ギロチンチョーク
●ティム・ミーンズ

<ウェルター級/5分3R>
○アレックス・ガルシア
 判定 3-0
●マイク・スウィック

<ウェルター級/5分3R>
○ジョン・ハワード
 判定 2-1
●カホル・ペンドレッド

<バンタム級/5分3R>
○コディ・ガーブラント
 判定 3-0
●ヘンリー・ブリオネス

<フライ級/5分3R>
○ルイス・スモルカ
 判定 3-0
●ニール・シーリー

<ライト級/5分3R>
○コディ・フィスター
 判定 3-0
●ヨスデニス・セデーノ

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▼シュワちゃんが”マクレガーミネーター”と呼ぶKO男が暫定王座獲り
 Photo Courtesy of UFC Text by 稲垣 收
・アルドと”年間最高試合”を戦ったメンデスが代打出場!
・両者が”1R決着”宣言!
・シュワちゃんに”マクレガーネーター”と絶賛され燃える”KO男”
 7月11日(現地時間*)にラスベガスで開催されるUFC189。メインでは”フェザー級絶対王者”ジョゼ・アルドに、アイルランドの”毒舌KOマシン”コナー・マクレガーが挑戦する予定だった。しかし6月下旬にアルドが練習中にあばらを負傷し欠場となり、代わりにフェザー級1位のチャド・メンデスが出場、マクレガーと暫定王座戦を行うことになった。メンデスはアルドと前回5Rをフルに戦い抜き、”アルドを最も追い詰めた男”だ。この見所をWOWOW実況解説者であり専門家の稲垣收記者が語った。