みのる屈辱、素顔のマイバッハが毒霧噴射でGHC前哨戦勝利! 丸藤と永田は第1試合ドロー 鈴木軍6・9後楽園

 ノアを主戦場としつつ、GHC4大王座独占中の鈴木軍が後楽園ホール大会を開催。満員1298人で盛況となったものの、鈴木軍がメインで敗戦。鈴木軍との対抗戦でノアが重ねてきたバッドエンドをやり返した格好となった。

 オープニング挨拶で鈴木みのるが高山善廣・マイバッハ谷口への制裁、加えて締めでの「スズキグーン…イチバーン」を予告。この時点で“鈴木軍の負け”を予感したファンもいたことだろう。

 「世界一性格が悪い男」との異名とは真逆で、展開としては教科書通り。大会冒頭のフリがオチにつながるという意味でも、鈴木軍興行と銘打たれた大会がノアGHC戦の最高の前哨戦として機能するという意味でも。プロレスメディアは「ノア逆襲スタート」と報じそうだが、新日本プロレスサイドのマッチメイク掌握ぶりが色濃く感じられもした興行となった。

大会の拡大版レポートはマット界舞台裏6月18日号Dローデス追悼新日大阪城鈴木軍リアルジャパン10ZERO1長瀬館長に収録されました。

<第1試合 15分1本勝負>
△丸藤正道(15分00秒、時間切れ引き分け)永田裕志△

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 みのるが冒頭挨拶で「黒パンツ、ドロップキックは一発まで」などと指定。罰ゲームチックな第1試合強制となった丸藤-永田戦は15分時間切れ引き分け。テーマ曲なしでの両者入場、永田の逆エビ固めから切り開く攻めは前座ムード。されど、普段通りの職人同士の熱戦となった。

<第2試合 20分1本勝負>
平柳玄藩&○熊野準(7分47秒、ジャックナイフ式エビ固め)ジョン・ウェブ&ジャック・ギャンブル●

<第3試合 30分1本勝負>
キャプテン・ノア&●キャプテン・ニュージャパン(12分28秒、腕ひしぎ逆十字固め)外道&ザック・セイバーJr.○

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 多くの観客がキャプテン・ノアの正体が邪道であることを知ってることをネタにしたマッチメイク。ノアと外道が先発すると、観客は「キョーダイ」コールを送った。試合はノアとニュージャパンが仲間割れして、ニュージャパンが孤立してフォール負け。

<第4試合 30分1本勝負>
●エル・デスペラード&タイチ(8分27秒、横入り式回転エビ固め)小川良成○&獣神サンダー・ライガー

<第5試合 30分1本勝負>
シェルトン・X・ベンジャミン&●TAKAみちのく(10分50秒、片山ジャーマンスープレックスホールド)杉浦貴&原田大輔○

<第6試合 60分1本勝負NWA世界タッグ選手権試合>
○ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.(14分22秒、キラーボム→片エビ固め)天山広吉&小島聡●
※アーチャー&スミスJr.が3度目の防衛に成功

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 新日本のビッグマッチを何度も飾った顔合わせが後楽園ホールで見られる贅沢さあり。成熟した攻防がこれでもかと展開された。後楽園ファンを味方につけたテンコジだったが、王座には届かず。

<第7試合 60分1本勝負 スペシャルタッグマッチ>
鈴木みのる&●飯塚高史(15分43秒、エベレストジャーマンスープレックスホールド)マイバッハ谷口&高山善廣○

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 みのるが“上から目線”のような試合運びでマイバッハを追いつめる。アイアンフィンガーを取り出した飯塚をマイバッハが刺又で捕獲しても流れは変わらず。マイバッハのマスクがみのるに破られて、スキンヘッドの素顔が露出。しかし、マイバッハがみのる・飯塚に毒霧を連続発射。大逆転劇による勝利でGHCヘビー級戦(王者は鈴木みのる)に弾みをつけた。

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