タイ国アユタヤで行われたムエタイ試合に4人の日本人キッズが出場!3・16ミラクル・ムエタイフェスティバル

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 3月16日、タイ国アユタヤで行われた試合に4人の日本人キッズが出場した。
 トップバッターは吉成士門(チューティンジム)、相手はナッタポン・ラックロン、ゴングと同時に一気に攻める士門はバンチから膝のコンビネーションと首相撲を使い1ラウンドKO勝利を得た。

 続いてリングインドしたのは吉成名高(エイワスポーツジム)、相手はパックポーン・シットジョイエンで地元では有名な選手だ。名高は初回からアグレッシブに攻める。左ミドルをヒットさせ優位に試合を運ぶ。しかし、インターバルになると賭け師たちが名高を支持する場面も見えたが反対にパックポーンを支持する賭け師が多かった。
 2ラウンドになるとパックポーンの賭け師の予想通りに首相撲が名高を捉える場面が多く徐々に巻き返してきた。これを見た賭け師がパックポーンを支持する。
 3ラウンド、ジャブから左ミドルを放つ名高に前へ出て首相撲に持ち込むパックポーン、名高は後ろを取られたりしてやや劣勢のまま3ラウンドを終える。
 4ラウンド、名高はスピードを増しパックポーンに左ストレートをヒットさせるなど多彩な攻撃に出た。一方のパックポーンは疲れが見えてきて首相撲対決でも名高が上回る展開となり、最終ラウンドまでスピードが変わらなかった名高の判定勝利。

 3人目は品川朝陽(エイワスポーツジム)で相手はクンサップ・ポォーサンスック。品川は1ラウンドから攻める。1ラウンド後半には品川の重いフックがヒットしクンサップは腰を落とした。
 2ラウンド以降はパンチを警戒したクンサップが距離を取りミドルを放つ、品川はミドルをキャッチするがクンサップはそれを予期し首相撲へと持ち込む。何度か同じ場面が繰り返されてクンサップの判定勝利。
 最後はタイ国9戦目の小宮山怜虎(尚武会)が当日変更となったブアカオレックに挑む。ブアカオレックはWPMFサマート氏の教え子で日本人にKO勝利している強豪選手だった。
 1ラウンドからスピードある重いローキックを立て続けにヒットさせるブアカオレック、小宮山はカットするものの足は効いている。2ラウンドに入ると小宮山は戦法をパンチに変えてきたが首相撲でこかされるなど差がハッキリした時点でレフリーが試合を止めた。
 結果は2勝2敗のイーブン エイワスポーツジム中川代表は この暑さ、観客の掛け声、匂い、タイ人選手の威圧感すべてが本場のムエタイ、これに勝つには経験と練習しかない。これからもこのチャレンジは続けて行きます。
 尚武会今井代表は「今までにも清水雄介や伊藤紗弥を含む沢山の選手がジュニア時代にタイでの練習や試合を経験してきた。全ての選手ではないが糧にはなってるはず、それを活かすのは自分次第、高い目標に向かい選手共々初心に戻りがんばります」。BOMでは高い目標を持つジュニア選手を支援するアマチュア大会を開催したいと考えておりクイーンズカップやキングスカップに招待する計画を立てている。

■ ミラクル・ムエタイフェスティバル 「スック ワン ナーイカノムトム」
日時:3月16(月) 
会場:アユタヤ歴史公園内ランカーカオ寺院
3・16日本のジュニアがムエタイ記念日に参戦