スティング再びWWE登場！nWo勢揃いレジェンド集結の夢舞台『RAW』

　現地時間1月19日に放送された『RAW』は、リユニオンスペシャルとして、レジェンドが集合した大会だった。番組冒頭では、『ロイヤルランブル2015』でWWE世界ヘビー級王座3WAYマッチで対戦する、王者ブロック・レスナーと代理人ポール・ヘイマン、セス・ローリンズとトリプルH率いるオーソリティ、そして仲間が次々とクビ（というアングル）にされ孤立無援のジョン・シナが激しい舌戦を展開した。
　トリプルHは今番組で、ジョン・シナはある男と対戦、もし勝利すれば、シナの仲間であるドルフ・ジグラー、ライバック、エリック・ローワンを復帰させる、しかし、シナが負ければ『ロイヤルランブル2015』の王座戦から外すと条件を突き付けたのだった。そして、なんとローリンズ、ビッグ・ショー、ケインという３対１のハンディ戦となってしまった。

　しかし、その中心であった悪の支配者、トリプルHも、バックステージで、スコット・ホールとケビン・ナッシュが来ると表情も柔和に。久しぶりの番組登場となる親友ホール、ナッシュと再会を喜んだのだった。更に、ショーン・マイケルズ、そして、Xパック(ショーン・ウォルトマン)も揃って、クリックが勢ぞろいした。最初、Xパックに扮したダミアン・サンドウのコメディがあったものの、公の場で久しぶりに5人全員が揃うという豪華な夢舞台を見せたのだった。

　更に、リングには、ハルク・ホーガン、リック・フレアー、ショーン・マイケルズのレジェンドが揃い踏み。それぞれ自分たちが活躍した過去のロイヤルランブル思い出話に花を咲かせ、『ロイヤルランブル2015』の優勝者予想に。ブレイ・ワイアット、ダニエル・ブライアン、ディーン・アンブローズの名前が挙がった。
　そこに難癖をつけてきたのがビッグ・ショーだった。ビッグ・ショーの無礼な態度に、血気盛んなフレアーが襲いかかるが、流石に還暦を過ぎているので、ビッグ・ショーのKOパンチを食らってしまう。ローマン・レインズが駆け付けて救ったものの、夢舞台をぶち壊したビッグ・ショーには呆れるばかりだ。

　さらに、スコット・ホール、ケビン・ナッシュ、XパックのnWoが、当時のスタイルで登場。決め台詞で会場を沸かしていた。そこに、邪魔をしにきたのは、ジ・アセンションだった。しかし、役者が違うのでホールが爪楊枝を投げつけて一蹴。更に、ジ・アセンションに辛口の実況をしているJBLが怒りを露わに立ち上がり、背広を脱ぐと、なんとAPA（アコライツ警備保障）のシャツだったのだ。そしてAPAでのパートナー、ロン・シモンズも駆け付ける。そしてニュー・エイジアウトローズ（ジェシー・ジェイムス＆ビリー・ガン）までやってきたのだ。
　レジェンドに囲まれてジ・アセンションは四面楚歌。JBLのクローズライン・フロム・ヘルを食らって悶絶して追い出されてしまった。会場にはnWoが鳴り響き、やっぱりレジェンドこそ最強だという事が証明されたようだ。

　しかし、これがクライマックスではなかったのだった。メインの条件マッチは、当然シナは大苦戦となる。リングサイドのリングサイドのトリプルHも満面の笑みだった。シナ絶体絶命と思われた時、突如、タイタントロンが映し出され、なんとスティングが映し出されたのだった！
　スティングがゆっくりゲートに現れると、オーソリティ全員が右往左往で大混乱となった。この隙にシナが勝利！　スティングのお陰で仲間を救う事に成功したのだった。スティングに怯え絶叫するトリプルHに対し、観客は「我々はスティングを望む！」と大コール。そしてスティング旋風の余韻に浸るまでもなく、ブロック・レスナーが現れ、共闘しつつも信じられないオーソリティを滅多打ち。まさに大波乱のまま、RAWは終了したのだった。

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■　WWE RAW　
日時：2015年1月19日（放送日）
場所：アメリカ・テキサス州ダラス

＜ハイディキャップマッチ＞※条件マッチ
○ジョン・シナ
　ピンフォール
●セス・ローリンズ、ビッグ・ショー、ケイン

＜タッグマッチ＞
○ザ・ウーソズ
　ピンフォール
●ザ・ミズ、ダミアン・ミズドウ

＜シングルマッチ＞
○ルセフ
　アコレード
●Rトゥルース

＜タッグマッチ＞
○ニュー・デイ
　ピンフォール
●タイソン・キッド、セザーロ

＜シングルマッチ＞
○ディーン・アンブローズ
　ピンフォール
●バットニュース・バレット

＜シングルマッチ＞
○ブレイ・ワイアット
　ピンフォール
●ダニエル・ブライアン

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