本誌独占!ファイト・オブ・ザ・リング会談潜入~長瀬館長とニンジャ・リー2号が一触即発!

 「菊田コミッショナーはどうした!人を馬鹿にするのもいい加減にしろ!」突然、長瀬館長に掴みかかるニンジャ・リー2号。ピーンと張りつめた空気が一瞬漂う。
 5日、都内某所にて、団体事務局とニンジャ・リー2号の間での気持ちのズレを修復すべく、話し合いの場を設けるという事で、同席させてもらった。
 ファイト・オブ・ザ・リング前大会(11月22日・西調布大会)にて、想定された通り、仲間割れを起こしたニンジャ・リー1&2号。今から遡ること2ヶ月前に、中互いの状態となった両雄を、ファイト・オブ・ザ・リング事務局の意向で、仲直りさせようと、再びタッグを組ませ対戦相手には仲介役として長瀬館長が務めた訳だが、覆水盆に返らず。
 試合前には、今月17日に開催される、ワンデー・タッグトーナメントに1&2号のコンビで出場するという既成事実まで作り、発表されていたが、当然白紙撤回。事務局と選手の間の溝が深まった。
 そんな中で、今回の会談は事務局側不在の中、2号と館長、村瀬代表が出席し、その事の成り行きを見守らせて頂いた。タッグトーナメントを目前に控え、果たして今回の会談は凶と出るのか?吉と出るのか?

■ Fight of the Ring  会談再現
日時:12月5日(金)
場所:都内某所

 館長と村瀬代表と合流し、待ち合わせの喫茶店に行くと、予定時刻少し前に2号が現れた。当初、予定されていた菊田コミッショナーの出席がないと知るなり、いきなり冒頭に書いた通り館長に詰め寄る2号は更に、言葉を続ける。

2号「今日の話を、コミッショナーがいない中で話して意味があるのか!」
胸ぐらを掴まれた館長は、無抵抗に直立不動の体勢で返答する。
館長「本来であれば、来るはずだったが、急遽、菊田コミッショナーは都合で来れなくなり、僕ら(館長と村瀬代表)が代行するカタチで、ここでの決定事項は尊重してもらい、コミッショナーが引き継いで進行するという事で話はついている。」
2号「欠席裁判じゃないけど、菊田がいなくても、通るという事か?」少し緊迫感が薄れてくる。
館長「今日は、そういう前提で、僕の方に委託されました。」

 何となく、2号の興奮が薄れてきたところで、二人に着席するよう促し、落ち着いた状態での話へと向かっていく。2号がファイト・オブ・ザ・リングのマットに登場してから、館長と腰を据えて会話をするのは、どうやら今回が初めてである。色々と行き違いもあるが、先ずは、館長よりファイト・オブ・ザ・リング立上げの経緯や理念、現状などのある程度の説明がされたところで、2号が切り出す。
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2号「どうして、さっさと発表しちゃう訳?」
館長「事前に、事務局の意向であるとか、こういった流れで行くという点については、最初の段階で伝えてあると思う。1号が復帰するにあたって、Wニンジャというカタチでデスクローズしていく事もそうなんですが、タッグの件でWニンジャというカタチでいくという意向はある程度前に伝えてあったはずなんですが・・」
2号「まぁ、2号で出たんだから、1号じゃないかもしれないけど、ニンジャ・リーと組むのは分かるんだけど・・9月の試合があって、コンビ決裂の流れになったのに、何の連絡もなしに、この間のカード(ニンジャ・リー1号とのコンビ)が組まれて・・・更に、タッグトーナメントも1号とのコンビでエントリーされていたでしょ。そういうのが、何故、アテンションというか、言ってくれないのかなというのがあるんだよね。こうなっちゃったけど、やはり組んでとか・・まぁ、言われても断るかもしれないけど・・何もなしに、いきなり発表されているカード見たら、あれじゃ気持ちよく試合できないね。」

しばし沈黙の後、再び2号が続ける・・
2号「う~ん、レスラーから見たら、藪の向こうで何かが勝手に決まって、いきなり出てきて、それをそのままやってという感じなんだよね。千葉も言ってたけど、俺たちは駒じゃない!サラリーマンじゃないんだよという・・そういう部分は千葉の言ってるところも分かるんだよ。」
館長「千葉君の方にも、今回、2号と同席をしてもらおうと思ったら、断られたので、一応こんなカタチでメールが来て・・・」
と言いながら館長は自分の携帯に来た千葉のメールを2号に見せる。

『一度裏切ってる以上ニンジャ・リー2号が自分を信用できないのは当然だと思います。リング上で言ったとおり自分は2号の正体をリスペクトしていたからこそタッグ結成を呼びかけたので試合で全てを出そうと思います。  千葉智紹』
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館長「リングでガッツリやりたいという部分だけは、本当に自分も一緒だと思っているので・・」
2号「まぁ、そうなんだけども、タッグマッチですよね。信用できない人と組んでガッツリ行けないじゃない。」
館長「そこは、試合する中で・・・」
2号「それは無理だって!試合する中でというのは無理よ!やはり・・・」
館長「結局、リングに上がってしまえば、何があっても、レスラーじゃないですか。正直、今、僕と2号はあまり円滑じゃないですけども、多分、リングに立ってしまえば基本的なプロレス感って結構近いと思うので、色々な対応は出来ると思う。」
2号「そういうのが近ければ出来るかもしれないけど、ニンジャ・リー(1号)と近いと思わない訳よ。」
館長「確かに未熟かもしれないけど、今、一所懸命、彼なりに追いつこうと足掻いてる状態なので、出来れば、高い所から引っ張ってもらえればという思いが強いです。」
2号「最初にニンジャ・リー(1号)に会った時、俺とは価値観が合わないと感じた。それで、試合に入って・・試合は見た?」
館長「映像で見ました。」
2号「う~ん、ねっという感じな訳だよ・・」
館長「正直なところ・・」
2号「ニンジャ・リー(1号)というのは所属なの?所属だから、ああいうマッチメークに入れてもらえるのか、何なのか分からないけど・・そういうところ、回りの所属じゃないレスラーとか思うんじゃないの・・・」
館長「あえて、2号の素顔の実績を知ってるので、それも含めて、2号のようなレスラーと組んで分不相応かもしれないけど、色々なものを吸収するというのは、絶対に必要な事だと思う。それは、対戦相手にしても、そうだけども・・・例えば、一般社会でいえば若手なんだけれど、課長のポストを与えたら課長の仕事をするようになる。分不相応なのは重々承知している。」
2号「多分、そういう話はなかったよね。ニンジャ・リー(1号)は若手でこういう選手だから、引っ張ってあげて下さいという話は、僕は聞いていない。ニンジャ・リーが帰ってくるから、1号と2号で組んでねという位しか聞いていない。」
館長「そこは、正直、コミニュケーション不足の部分があって、本来であれば、タッグ結成前に、コミッショナーとオリジナル(1号の事)と2号を揃えて話すべきだった。」
2号「一事が万事だと思うよ。さっき言ったタッグマッチのカード発表しちゃったのにしても、何かアテンションしてくれれば、それなりの反応も出来るし、こっちがイヤだよと言ったら変えたのかもしれないし・・何もなしにこれをやれと言う感じじゃない。もう決定事項、やってねという感じだから、やはり反発を覚えるよね。それを誰に言ったらいいのか分からないけどね。館長に言うのか、コミッショナーに言うのか、村瀬さんに言えば通るのかな?」
館長「その部分は、全体の大枠の方針があって、それに対しては、原則、僕を含めてそれに沿ったカタチとなりますが、リング上というのが今現在、大前提になっています。レスラーの心情という意味では、寧ろ僕が近いかもしれないけど、立場的に、それを僕の方で認めたりする訳にいかない。こういった事するんであればリング上で話して円滑になればな~という・・・」
2号「円滑にね~・・」
館長「闘うのはしょうがないです・・だけど、一緒に興行を・・団体を盛り上げて行こうというという意味では厳格でありたいので。」
2号「団体を盛り上げようか・・・」
館長「僕もプロなので、おそらく2号さんの中身の人も、僕が知っている人なら、どういうカタチであれリングに上がったら、お客さんに満足してもらって、気分よくお客さんを帰そうとすると思うんですよ。そこだけは共通している部分なので・・」
2号「そこは分かるところだけども・・・コッチのやり方とソッチのやり方が合わないかもしれない。ソッチの意図している風にコッチが動くかは分らないよ・・お客さんを満足させて帰そうという気持ちは勿論あるから、それは分かるけど・・館長なのか、そのプロモーション側がこういう風に動くだろうと思う通りに動かないかもしれないよ・・・」
館長「リングに上がれば、何が起こるか分からないから、オリジナルと2号が組んで試合した時に、まさかこの展開は誰も予想してなかったので・・寧ろ、コチラの方では、2号と組む事によって、オリジナルが成長していくドラマが出来る位に思っていた。その中で2号の言う、教育係じゃないというのは当然だと思うけど、あえて教育を兼ねるよと言わなくても、別れて自然とそうなるかなという期待が僕の中であったのは確かだ。結局、上手く行かなくて、2号がブチ切れて、それに応えようとオリジナルが必死になるという期待は僕の中であった。」
2号「この先、何年自分がやるのか分らないから、正直、これに付き合ってられないと思った。」

この続きは明日またアップします。

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